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   ◆ 救急車 【e11】

Octber  2007 
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 ● 初めての救急車体験記

 これは初めての救急車体験記です。夜半過ぎから下腹部が痛く排尿が出来なくて七転八倒、朝方妻が気づいて救急車を呼ぶ。  這うようにして救急車に……ストレッチャーの用意をしていた隊員が「本人ですか?」「ハイ」、「かかりつけの病院がありますか?」「いいえ」……奥さんも一緒にどうぞ。  

 妻はあわてて財布と健康保険証を取りに走る。通報から2〜3分で到着した救急車、直ぐに発車(出発) しない。私は両手に心拍系や血圧計等を取り付けられたまま、緊迫した電話でのやり取りが続く。 受け入れ病院がここからは30分位かかります。
「エエッ!」 更にやり取りが続く、近くのM病院に外科の先生が当直、 ……今から搬送、5分で到着します。長〜い長〜い待機時間に思えた。

 ピーポーピーポー……微かに車の外から聞こえる音。車内は暖かく振動も無く静かに救急車は走る。前方をふと見ると雨にぬれたガラス越しに夜明け前の暗い道路を照らすオレンジ色のナトリュウム灯が静かに静かに後ろに流れていく。

 救急病院に着くと白衣を着た医者と看護婦が待っていた。「大丈夫ですか?」抱えられるようにして病室へ……白い帽子に白いマスクの看護婦さんが天使のように思える。直ぐに応急処置をして貰って楽になる。その間にも次々と救急の患者が運び込まれる 「専門医に見て貰って下さい」と大阪にあるS病院への紹介状を書いて頂く。

 処置が終わると、すでに外は明るくなりかけていた。 公園の木々も、しとしと降る雨に濡れている。歩いても10分程度の距離だがタクシーを呼ぶ。夜明けから降りかけた雨と乗務交代の時間か!タクシーがなかなか来ない。  誰もいない新築の広い病院内は閑散として物寂しい。

 朝一番に紹介状を待って自宅から車で10分、S病院に行く。前立腺肥大症です、それもかなりの。検査の結果次第ですが、直ぐに手術をしたほうが良いでしょう。「ガーン」 恐る恐る「1月にスキーの予定があるんですが」。トマムスキーリゾート、北海道の千歳空港迄は飛行時間2時間位「まあ、良いでしょう」。  これが我が人生の最後のスキーとなるかも、トマムリゾートスキー場。現地の救急病院を調べる。基本的に富良野の「協会病院」に搬送されます。 救急車が来るまで約30分、トマムから病院まで約70分、北海道はやっぱり、デッカイ道。 

 覚悟を決めた。「直ぐに手術をして下さい」検査の結果、悪性の心配(前立腺癌)は無くなったが、それまでに準備があるという。諸検査や手術時の輸血用の自己血液の採血等。 ……桜の花散る4月の予定になる(不吉な予感!)・・・・・。 今はまったく回復、元どうりに生活しています。         
 大阪市消防局の救急隊及び救急病院の先生に深く感謝いたします。

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