温泉あれこれ 【e28】



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●「郷に入っては郷に従え」

 最近はホテルの温泉大浴場に気持ち良さそうに浸かっている外国人も多い、マナーも守られている。今回はお風呂の話し、あれこれを・・・・・

 温泉大浴場の浴槽にゆったりと浸かっていると女性の従業員が入ってきた。40〜50才台のポニーテールのお姉さん? である。花柄のパジャマみたいのを着て、タライや椅子を整頓して湯を流している。  広い浴槽には私のほかに外国人が三人入っていた。その中の二人が大声の英語で話をしている・・・・と会話が停まった。
 視線は従業員の背中に。一方離れた所にいた外国人は眼が点になっているのか、じっと直立不動のままである。前も隠さず、いやタオルは浴槽に持ち込み禁止でしたね。そのうちに従業員は出て行った。この状態を彼ら外国人にはどのように感じたのだろうか。
 仕事内容が少し違うが江戸、昭和初期にあった三助という職業を思い出した、これは主に男性であったが。女性の浴場に現代の三助が仕事でも入ったらどうなるんでしょうね。(笑)

 脱衣所で湯上りに浴衣を着ていると、若いハンサムな西洋人のお兄ちゃんがパンツ(水着?)を穿いたまま腰にバスタオルを巻いて颯爽と入り口に。
 そこでガラス越しに中をじっと見つめたまま固まっている。しばらくすると回れ右をして脱衣かごの方に戻って行った。後はどうしたのだろうか・・・・・勇気が行っただろうな。「郷に入っては郷に従え」

 最近の日本人でも修学旅行などで水着を穿かないと公衆浴場には入れない子供もいると聞いているが 。
 外国人の中には浴場内で少しも前を隠さず堂々と闊歩している。少しは考えてほしい。部屋付きのバスルームは狭い、大浴場は広くて気持ちが良い、みんな慣れれば同じなんですね。

 反対に以前スキーで泊まった、ウイスラー(カナダ)のホテルのジャグジー(風呂)は屋外にあって、水着を着用して男女が一緒に小型の円周の浴槽に向かい合って入っていた。JACUZZI.JPG
 若い女性も入っているのでこれは入らなければと海水パンツを穿いて早速割り込み肩まで浸かる。頭の上から粉雪がちらほらと舞って寒い、周囲には雪が積もっている。離れて温水プールがあるが湯がぬるくて寒いのか誰も入っていない。2〜3人の外人が缶ビールを飲みながら談笑している。

 横の注意書きを見ると英語でアルコールの飲用は禁止となっていた。私は大きな声で注意書きを呼んでいると、かの男性がケースにあった缶ビールをお前も飲めと差し出してくれる。Thank you とあつかましくも貰って、今の注意書きも忘れて飲んだ。

 「郷に入っては郷に従え?」いや 意思が弱いだけである。やはり湯に浸かって飲むと良く回る、みんなが笑っていた。可愛い子ちゃんの英語は早くて何を言っているのかわからない。もっと英語を勉強しておくんだったと悔やまれる。


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