近鉄奈良駅に着いたのはお昼前、外に出ると小雨がしとしと降っています。<
ここは奈良公園、傘をさして東に大通りを歩くと直ぐ左に裁判所、前の芝生に三〜四頭の鹿が雨の中にたたずんでいる。その隣が県庁、もうお昼である。６階にある食堂でお昼ご飯を食べる事にする。互助会の経営で職員以外、一般の人にも解放されていて、明るくメニューも豊富でお値段も手頃です。食堂の窓からは食事をしながら奈良公園が見渡せます。営業は11時30分から１６時迄でセルフサービスです。
また屋上広場に上がると長椅子も設置、芝生が植えられており市街地が一望できます。
奈良は高いビルがないので上から見ることの出来る絶好の場所です。
360度ぐるりと見渡せます。更に上の屋上展望台からは東に東大寺の大仏殿、二月堂、三月堂その背後には若草山。南に興福寺五重塔、金剛山、葛城山。西に平城宮跡、遠くに今日は雨で霞んでいる
が信貴山、生駒山が遠望できます。お天気が良ければ緑に囲まれた景色もまた格別でしょう。
奈良市街地の展望を楽しんだ後は正面入口の反対側、駐車場に出ると直ぐに美術館です。
今回の展示作品はオランダ生まれの画家・版画家M.C.エッシャー、視覚の魔術師と言われ幾何学的なものや心象風景的なもの、視覚トリックを駆使した不思議な世界を表現した作品です。ハウステンボス美術館所蔵の代表的作品が展示されています。作品は写真撮影不可の為ありません。
小雨降る････古都奈良の散歩は歩く人も少なく雨に打たれた緑の中で風雅な趣に浸れて良かったのですが、少し風もあったので作品の余韻に浸りながら早々に大阪に引き返しました。
