エッセイ・・・オモイツクママ
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道成寺の桜
【e36】
平成23年3月29日
● 安珍・清姫伝説にまつわる道成寺の桜
「明日、桃源郷に行かへん」
「トウゲンキョウ…それって、パラダイス」
「行く行く トーゼンヤ?」
夜、近所のスキー仲間から電話がかかってきた。
「鯛やひらめの舞い踊り、それにキレイナお姉ちゃん」
「いや それは竜宮城や」「十三(大阪)の姉ちゃんと違うで」
四人で車に(亀の背中でなく)同乗して行く事にした
桃源郷は、和歌山県紀ノ川にある桃の産地……「な〜んだ!」
しかし翌朝になって「桃の花見」は中止、まだ花が咲いていないという。
急遽、「桜の花見」に変更した。
阪和自動車道で大阪から快適に2時間足らずで到着したのは
和歌山県日高川町にある「安珍・清姫伝説」で有名な道成寺。
本堂横にあるエドヒガンザクラ、シダレザクラが七分咲き他にもソメイヨシノが綺麗に咲いていました。
本堂の右手に「安珍塚」がある。
榁(むろ)の木が植えられており清姫の恋の炎に焼かれた
安珍とその鐘はこの木の下に埋められたと伝えられている。
その後に寄進された二代目の鐘も清姫の怨念深く 京都の妙満寺に保管されていて現在、この寺には梵鐘はない。
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