◆ 青山トンネル事故 【e55】
 

平成24年11月22日

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 ● 青山高原をハイキングして知った旧総谷隧道事故について

 青山高原ハイキング紀行では書かなかったのですが、布引山系の垣内(かいと)信号所から旧総谷隧道(そうだにずいどう)西入口で起こった近鉄大阪線の「青山トンネル事故」は現在の「四季のさと」付近です。AOYAMA000_R.JPG

 昭和46年(1971年)に大阪上本町発の名古屋行きの特急と賢島発大阪難波行きの特急電車同士が正面衝突した大事故(死者25名、負傷者255名)がありました。

 事故当時まだ伊賀上津駅と伊勢中川駅間が唯一残された単線区間でした。複線化工事は青山付近の布引山地は急峻で難工事が予測されていて未着工でした。ニ川隧道と旧総谷隧道の間には垣内信号所が設けられていたがATSの故障が原因?で総谷隧道内で特急電車同士の正面衝突事故が起った。
 この事故で工事は前倒しになり伊賀上津駅から榊原温泉口駅までほぼ全区間は複線の新線に切り替えられ、昭和50年(1975年)全線複線化になりました。なお日本の大手私鉄では新青山トンネル(5,652m)が山岳トンネル最長記録になりました。

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 単線の事故の遭った旧総谷隧道を始め旧青山隧道等、廃止された旧線の廃線跡には多くのトンネル跡が残っています。
 事故の悲惨さ故からか心霊スポットにもなっています。廃線跡のハイキングコースは一部のみで現在東青山駅近くのこの広大な自然公園、四季のさと公園は事故のあった旧総谷隧道西口近くには廃線跡も残されています。

 この公園の所有者は近鉄(近畿日本鉄道)でこの事故の鎮魂の意味で作られたのでしょうか、入園料は無料との事です。

 この日青山高原をハイキングの為に下車した西青山駅は私たち二人、閑AOYAMA000.JPG散とした無人駅でした。また帰りの東青山駅は新青山トンネル・垣内トンネルと新総谷トンネルの間にあり、周りには人家も見当たらず暗闇の中にぽつんと立つ高架駅で駅事務室は閉鎖、無人改札。暗い上りホームに待つのは若い女性一人と我々だけでした。不安と寂しさがひしひしと押し寄せる駅でした。
 一日乗降人員:西青山駅11人、東青山駅71人(平成22年11月9日)
 機会があれば東青山駅から「四季のさと」公園をハイキングしてみようと思います。四季に応じて花や野草がそしてツツジの有名な自然公園です。駅前から広がる花壇や芝生、敷地内にはいろいろなコースもあり散策やピクニックに最適と聞いています。
 ●地図の赤い線は今回ハイキングした道です。
  青い線は廃線跡で、新線はほぼ直線のトンネルです。
 ●「隧道」と「トンネル」は同じ意味です。古いトンネルを「隧道」と
  呼び最近に掘削したのは「トンネル」と 呼ばれているようです。

 関連記事 →  青山高原ハイキング【147
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