御意(ぎょい)に・・・・おぼしめしのままに
地球は太陽を中心に回る、我が家は妻を中心に回る二人の世界。
「出産のお祝い、何がいいかしら」・・・・
「今晩は赤飯を炊いたの、おかずはブリの焼き物、高野豆腐といんげんの煮物にほうれん草のおひたし、他に何かいる!」
・・・・「御意に」と受け流す。
最近、この言葉が我が家の流行語である。
今夜もおかずが多すぎる、いざ妻は自分で食べて「少し多いわね」とつぶやく。彼女は先に眼が食べるのである。しかし私は小皿に盛られたおかずを残すことは出来ない。残すと「美味しくないの」とのたまう。
「高野豆腐、少し味が薄いわね」と理由をつけて自分から残す。すかさず私も一切れだけ食べて残すことが出来るのである(笑)。
妻の言うことは絶対である、間違い無いと妻を立てる、しかし最期の決定は自分がする事になる。「あなたはずるいは、外には私が何もかも決めているように振舞って。実際はあなたの思うままになっちゃうんだから」とぼやく。 それでいいんじゃないか・・・・(笑)。
昨日の夕食はチャーハン、湯葉の吸い物にお漬物と簡単メニュー
「チャーハンには具が入っているでしょう・・・」と
小芋の煮付け、高野豆腐、冷蔵庫にチラット、要らぬ事は言わない
・・・・御意に!
エッセイに戻る