京都国立博物館開館120周年を記念して特別展覧会が開催されています。縄文から近世までの日本の歴史と美が展示されています。現在（2017年）国宝に指定される美術工芸品は885件、その内約200件の国宝が4期に分けて今回京都国立博物館に展示されました。
　展覧会は今月末まで余すところ1週間、忙しい日程の間に近くに住む娘と二人で散策してきました。
 
　京阪七条駅から七条通りを歩いても10分程です。覚悟をしていましたが博物館に着くと長い行列が道路まで最後尾で聞くと、入館まで100分待ちと。係員に聞くと午後の方が空いていると聞き、午前中は付近を散策することにしました。

　東山五条から五条坂を歩き清水寺に、紅葉はもう遅く楓も色あせていました。何時もの事なので人混みの清水の舞台は避けて、音羽の滝から清閑寺方面に歩き清水寺 泰産寺 (子安塔)の高台から清水の舞台を眺めましたがまだ修復工事中。此処は絶好の撮影スポット。




　再び五条に戻る途中で昼食。清水道より路地を少し入った京町家、清水順正おかべ家で昼食にします。
　それぞれにおてまえ豆腐、湯葉コースを注文。湯豆腐の鍋と湯葉の鍋が所狭しと二つ並びます。鍋は二人前ずつあるんじゃないかと思うほど！
　出汁も取り皿もそれぞれに二人分付いています。別々に注文すると二種類を楽しめました。
　豆乳に、自分でにがりを打って、出来たての美味しい湯豆腐を頂きます。目の前の鍋で出来立ての湯葉、ほのかな甘味とゆば独特の食感を楽しみます。コースの豆腐田楽　野菜の天ぷらも等々も美味しい、しかしご飯は少しこわかった。　

　お腹が満腹になると元気になり心もハッピーになります。13時過ぎ博物館に戻ると、なんと140分待ちに行列が増えています。今度はもう一度散策な〜んて考えずに列に並びます。今日は寒いかと思っていましたが柔らかい日差しに風もなくラッキーでした。
 
　館内も大変な混雑、ゆっくりと鑑賞出来ません。過去に観賞した国宝もあり、これはスルーします。約2時間の滞在館外に出ると行列もだいぶん少なくなっていました。
　おや、京都国立博物館の 公式キャラクター、「トラりん」のぬいぐるみと、写真を撮っているクルーがいます。今日で国宝展の来館者が50万人目の入場者だそうです。自分も入場を遅らせたら可能性も‥‥。
　多くの国宝に圧倒されて疲れた〜　時間も遅いのでそのまま七条駅に戻るともう17時を回っていました。