エーッ これな〜に。
今回、人生の終活とばかり古い書類を整理しているとアマチュア無線局の申請書類と共に見つけたのは「電子レンジ」の設置許可申請書(高周波利用設備許可申請書)とそれに対する高周波利用設備許可状と付属書です。
我が家に初めて電子レンジを購入したのは昭和46年!
家電製品ですが、当時はまだ申請書を郵政大臣に提出、許可を受ける必要がありました。
許可が下りたのは5月で、かれこれ半世紀近く前です。今では遠い昔の話です。
その頃は火を使わず電磁波(マイクロ波)により食品が加熱・調理ができるなんて驚きました。おまけに電波法による許可が必要な〜んて、無線局を開局するのと同じ 手続には困惑しました。
(その後、個人での申請は郵政省の型式指定制度化で必要なくなりました)
購入した電子レンジに同封されていた設置許可申請書を近畿電波管理局に申請しました。製品は松下電器産業のエレクトロニックレンジ(NE-5600)。
10ページ近くの申請書には使用者の個人名で設置する目的、設置場所、電波の形式(AO)、周波数(2450Mc)、高周波出力(550w マグネトロン発振)、工事設計の欄には高周波発生装置の概要・特性、及び配線図まで。
貼付図面には機械の配線図や特性グラフ、設置場所(台所の詳細図)、設置する建物付近の地図(自宅の300m円内)まで書いています。
この電子レンジは何年か前に大ゴミで処分しましたが、機能はシンプルでゼンマイ式のタイマーとオン、オフの押しボタン式スイッチがついているだけでほとんど食品の温めだけに使っていました。
今は何代目かのオーブン電子レンジですが、我家では今も食品の加熱・解凍だけで使用目的は変わりません。シンプルで使い勝手がよく、ゼンマイ式のタイマーが切れると「チン」と鳴って知らせてくれました。現在の機種は機能がたくさん付いていて使い方が分りません。
その頃、何も知らずに玉子を加熱、大爆発!! レンジ庫内は飛び散った玉子で掃除に大騒動しました。当時としては随分高価だったのですがね〜