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  ◆大台ケ原【101】

平成21年10月20日(火)
   
 大台ケ原 東大台(約7km/約4時間)の紅葉ハイキング


 大台ケ原山は吉野熊野国立公園の中にあり、特別保護地区に指定されていて規制の特に厳しい所です。年間降水量は4500mmと言われる国内でも有数の多雨地帯です。なお土、日、祭日は朝8時頃には駐車場が満杯になるそうです。
 2007年から自然保護のため環境省による入山規制が西大台に(1日、50〜100名)なされています。日本百名山、日本百景、日本の秘境100選にも選ばれている三重県の最高峰(日出ヶ岳1694.9m)です。000.JPG
 
 なお今回は入山規制対象外の東大台に秋の紅葉を楽しんで歩いてきました。約7km、標準で4時間のハイキングコースです。169号線から大台ドライブウエーを通り9時半過ぎに駐車場に着いた。定期バスはまだ到着していない。
 最初にビジターセンターにより注意書きを読み、トイレ、身支度をしてから日の出が岳に向かいます。
 天気予報では晴れ、しかし山の天気はいつ変わるかわからない。薄く曇っている、大台ドライブウエーに入っても、まだ早いのか紅葉は見られない。しかし駐車場が近づくと周りの木々が赤く、黄色く紅葉している。001.JPG
 素晴らしい景色である。駐車場(標高1,580m)はすでに8割方の車が、車外に出ると風はないが肌寒い。ハイカー達は身支度をして歩きにかかっている。我々二人も大台荘横を通って黄色く紅葉した景色を見ながらゆっくりと景色を楽しみながら歩く。ゆるやかな石の階段を上がると30分あまりで展望デッキに出た。多くの人たちが遠くの山々の色とりどりに染まった景色を楽しんでいる。
 ここから左手に日出ヶ岳がそびえている。木の階段を登ると頂上(1,695m)に出る。前回も歩いているので002.JPG(天気が良ければ熊野灘、志摩半島、運がよければ遠く富士山も遠望できる)今回は曇り空なので、パスして大蛇ー(だいじゃぐら)からの紅葉を見るべく急ぐ。
 ゆるやかな長い遊歩道の木の階段を下ると、イト笹と立ち枯れたトウヒの木(エゾマツの変種)が平原に幻想的に広がる「正木ヶ原」である。ここが南限と言われ、トウヒの墓場のようである。

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大台ケ原 地図
地図をクリック 地理院地図にリンク 参考:歩行距離:6.65km

 更に道を降るとコースの中ほどで「尾鷲辻避難小屋」がある、ここで休憩する人、昼食を楽しむ人で賑わっている。003.JPG ここから足に自信のない人は「中道」といわれるゆるやかな道を駐車場に戻る事が出来ると言う。
 更に先に進む、「牛石ヶ原」に大きな神武天皇像が建っている。古事記によると神武天皇は東征で大和を目指した際、熊野灘から大台ヶ原を抜けている。これにちなんで大台ヶ原開山の祖古川嵩(ふるかわかさむ)が1928年に004.JPGこの銅像を延べ1600人の人が約80日かけて人力で運んだという。その反対側の低いイト笹が絨毯のように緑一面に敷き詰められた平原に大きな岩がロープで囲まれて緑の中に横たわっている。牛鬼と言う怪物を高僧がこの石の下に閉じ込めたと言う。005.JPG この石を叩くと大雨になると言われ、叩かないように・・・・・。

 やがて三叉路に出る。ここから右に駐車場、直進して大蛇ーまで5分くらいで大きな岩が行く手を阻み足元が悪い。
 いよいよ「大蛇ー」(Daijagura Criff)、今回の最大の絶景ポイントである。先端部分は足元の岩が丸く、角がなくつるつるになっている。雨で濡れていると危ないだろうな。

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 009.JPG 周りには鎖があるが狭く少し下りになっていて、その下は断崖絶壁、足がすくむようで歩くのにスリル満点である。大蛇の背中につかまっているようである。先端部で鎖につかまりながら足元を見ると眼下は垂直800mの断崖絶壁、紅葉に覆われた大きな岩が、はるか下には小さく滝が見える。目の前には大峰連山、素晴らしい光景である。ちょうど人が途切れていて、ゆっくりと景色を堪能した後は元の三叉路まで戻ってホッと一息入れ、少し休憩。次々と絶景とスリルを求めて大蛇ーに向かうハイカーが続く。

 007.JPG次はシオカラ谷に向かって急な降り道である。このあたりはシャクナゲの大群落で5月から6月は大変美しい。シオカラの吊橋を渡ると今度は一転して登りになる。シオカラ谷から40分最後の力を振り絞って大台ロッジの横に出ると、まもなく駐車場に出た。

 大型のバスが沢山駐車している。今が紅葉の絶好のシーズンである。今日は薄曇であったが、久しぶりに素敵はハイキングであった。

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写真集「大台ケ原(20)」サムネイル付は ここをクリック

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