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  ◆ 交野山(交野市)登山【108】

     平成22年4月13日

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
 久しぶりに北部生駒山系にある交野山を歩いてきました。
 
 大阪の北部,奈良との県境に位置する交野山(こうのさん)341mです。地名は交野市(かたのし)と読む。(国土地理院)
 
 KOUNO000.JPGJR河内磐船駅から北東に線路沿いにしばらく街の中を歩き寺二丁目の住吉神社に向かいます。神社右横から「かいがけ(峡崖)の道」に歩く。この道は傍示(ほうじ)の里を通って遠く大和(奈良)まで通じています。
  (かいがけの道は古くから大和と河内を結ぶ重要な交通路として、賑わいました。KOUNO001.JPG
 その昔、大和に大仏様が建立されるときも、仏師たちが行きかったと伝えられています。そのためか。約1キロの道すじにはたくさんの地蔵様や伏拝(ふしおがみ)が点在しています・・・・交野八景 交野市)
 
 ここから山道に入ります。野崎観音と二月堂伏拝、かいがけ地蔵などが路端に見られる。折れ曲がった細い登山道が続きKOUNO002.JPGます。
 途中、左に竜王山への登山口、古い石の鳥居があります。雑木に隠れて見過ごしてしまいそうです。鳥居横の標石は見辛いが「従是嬰児山龍王社……」とある。これはなにを意味しているのか。生まれて間もない嬰児を捨てた山、間引き子を捨てた山ではないだろうかという。
 人があまり通らないのか非常に荒れた急な道で落ち葉で埋まり頂上は視KOUNO003.JPG 界もなく雑木に荒れた所で、旗振山、いきものセンター駐車場に山道は続きます。
 我々は戻り、もとの道をさらに進むと山村(傍示の里)に出ました。村の人に聞くと昨日に土砂崩れがあり傍示峠の方面は通行出来ないとの事。野外キャンプセンターを目指す。
 途中からの旗振山への分岐はわかり難く、ここが分岐と思われる車道、鉄柵がしてあり関係者以外通行禁止とある。あきらめてそのまま細い山道を直進するとやがて野外キャンプ場に。数人のハイカーが休憩をしている。ここで我々も昼食にする事に、時間は既に1時を過ぎていた。
 
108.JPG

KOUNO004.JPG ここから交野山を目指す、比較的歩きよい登山道、やがて赤い鳥居の見える所に出た休憩所もある。左(西)に「石仏の道」を歩くと河内磐船駅に戻る。鳥居をくぐって階段の道を5分も歩けば交野山頂上に着く。二つ目の鳥居をくぐると大きな岩ごろごろと、梯子がかかっており、這い登る。KOUNO005.JPG もう一箇所急な所がありその岩の上に三宝荒神さんが祀ってある。お参りをして大きな岩を周り込むと明るく開けた所に出る。
 大きな「観音岩」があり、ここが交野山山頂(341m)である。古代岩座跡とあり滑りそうな岩の頂上に立つと眼の下には交野市街、新しく開通した第二京阪道路、北に天王山から京都、西はるかに大阪ビジネスパークのビル群、少し霞んでいるが眺望は絶景である。 

 KOUNO006.JPG 今日は時折強い風が吹く、足を滑らせば・・・・・素早く写真を撮る。
 写真は岩座の上に降臨した現在の女神天孫降臨である(笑)。
周りに石のベンチがありおやつタイム。前回はここで一人昼食をしたのを思い出す。二人で歩くとどうしても時間がゆっくりする。
 
 もう3時過ぎである.ここからは白旗池、国見山と歩きたいのだが時間が遅いので「みはらしの道」を下山する。途中のKOUNO007.JPG 眺望はいいのだが急な階段状の道が続く。歩くのは早いが高低差のある段差は腰にこたえる。登りは私が早くて先導するが降りに弱い私は遅れをとる。
 やっと追いついたらと思ったら写真を撮っている。クサイチゴの群生、白い花が一面に咲いている。私は赤い実が付いていると気が付くんですが、これって明らかに蛇イチゴ(水っぽくて美味しくない)とは違うそうKOUNO008.JPG です。クサイチゴのジャムは貴重だろうな。
 しかし採取の労力を考えると食べられない。今はイチゴが市場で安いそうで我が家では大量のジャムを作ってビン詰めにしている。
 やがて枚方変電所に出た。桜の花が満開(4月13日)で散り始めている。新しく開通した第二京阪道路下をくぐるとやがてJR津田駅が近い。この沿線には津田駅、磐船駅、星田駅・・・四条畷駅、野崎駅とお世話になっている。並行する山はハイキング・登山に手ごろな山々(300m〜500m)が続く。


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          交野山 国見山【69】
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