月輪の滝から「府民の森」くろんど園地、黒添(くろんど)池公園、獅子窟寺をハイキングしてきました。 京阪交野線
私市駅(きさいち)で下車、ここからコースが始まります。ハイキングの地図は電子国土にリンクしました。
最初に私市駅改札で「ウォーキングまっぷ」を貰います。くろんど園地のコース地図が載っています。くろんど園地の北には交野山・観音岩コース、南にほしだ園地、むろいけ園地とそれを結んで「おおさか環状自然歩道」がほぼ南北に通っています。
今回歩いたハイキングコースは約8km、3時間程度の起伏に富んだ道です。その他、くろんど園地内には各種のハイキングコースにキャンプ場もあり、バーベキューも楽しめます。また交野山から国見山、ほしだ園地にも足を延ばす事が出来ます。
11時30分、駅前から左(東)にせまい道を尺治川沿いに歩きます。やがて住宅がなくなると道に車止めがあり、ここから苔むした大きな岩がごろごろする川沿いの道を歩きます。所々に山からの冷たい湧き水があります。30分ほど歩くと左に大きな岩がありその前に木のやぐらで組んだ階段が目に入ります。
月輪の滝は対岸には腐りかかった小さな木の橋を渡ると階段の道、右に登り、せまい道を左に折れます。すると岩の間を流れ落ちる月輪の滝が目に飛び込んできます。
昔、獅子窟寺の修験者が、この月輪の滝で滝行していたそうです。ここから先は通行止めになっています。元に戻り木の階段を上り堰堤に出ます。
ここからは歩きよい道で30分も歩くと右にすいれん池に東屋、お手洗い。左側にくろんど池休憩所(火曜定休)があります。12時34分、ここで昼食にします。 昼食も食べて次ぎに目指すはくろんど池です。駅で貰ったウォーキングまっぷ、案内表示板にしたがって歩きます。
沢沿いをゆっくりと清々しい空気を楽しみながら歩きます、やがて大阪府から奈良県に入ります。くろんど池は奈良県側にあるのです。
13時15分、
くろんど池(黒添池)の端にある駐車場には多くの車が止まっています。キャンプ場もあり、釣りやバーベキューも出来ます、池には貸しボートもありま
す。
久しぶりに手漕ぎの貸しボートを提案したのに却下……若いころはよくボートで遊んだのに。池の周り一周は1.5kmです、散策はやめて休憩後、次の八つ橋に向かいます。奈良県側の道を北上、約30分の道のりです。
14時03分、大阪府に戻り、
八つ橋に到着。始めて見ました……湿地帯にニョキニョキと不思議な光景。北アメリカ原産ラクウショウ(落羽松)の呼吸根(呼吸のための木の根)で幹と根が繫がっているそうです。
園地内には多くの路があり名前がつけられています。今回はここから「こだちの路」を歩きます。木立に覆われた起伏に富んだ路を森林浴を楽しみながら歩く。キャンプ場を通り過ぎ、足元に気を配りながら上り下り、やがて14時34分高圧鉄塔の下に出ました。ここが山頂(318.7m)、(点名・三本松2、三等三角点)がひっそりと立っていました。
ここからは標識に従って獅子窟寺(ししくつじ)方面へ降りることにしました。「こだちの路」を分かれて右に急な坂の下りの道がしばらく続きます。狭くて石が多く、木の根が足元に張り、所々の砂地に足を滑らしそうになる。やがて15時04分八丈岩、見るからに大きな岩である。岩に足場が掘ってある、石の上に登ることが出来る。
このあたりから緩やかな下りが続き15時22分、山の中腹にある
獅子窟寺に出る。山内には観音岩、天福岩、八丈岩等多くの巨石がたくさんあり、寺伝によれば1300年前に役小角(えんのおづの/おづぬ)によって開山されたという真言宗の立派な寺院である。本尊の木造薬師如来坐像は国宝に指定されている。
お寺にお参りしてから、仁王門跡から30分近くの長いコンクリート舗装の下り道が待っている、この参詣道は急な階段があったのだろうか、それをお寺の車が通れるようにスロープに舗装したようである。コンクリートには滑り止めがしてあるが今回のコースではシニアの自分には足の筋肉に一番応える最後の難関であった。
境内 天福岩(災い転じて福となす) 下りきって15時49分住宅街に出ると、やがて京阪
河内森駅はすぐ其処である。
●おおさか
環状自然歩道は、北は大阪府能勢町の府民牧場から、南は泉南市にある府民の森ほりご園地まで、東海自然歩道や生駒縦走歩道、ダイヤモンドトレイルなどをつなぎ、約300kmにおよぶ長距離ハイキングコースです。(大阪府ホームページより)
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大阪府民の森北から交野市域のくろんど園地・ほしだ園地に始まり、生駒山系のむろいけ・くさか・ぬかた・なるかわ・みずのみの各園地、千早赤阪村のちはや園地、最も南に位置する泉南市のほりご園地まで、9つのそれぞれに特徴を持った園地です。(大阪府民の森ホームページより)