オモイツクママ

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 ◆ 畝傍山〜本薬師寺跡
        〜耳成山【140】

平成24年9月11日 ホテイアオイ  
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
  ● 畝傍山〜本薬師寺跡〜耳成山 ハイキングと登山

 本薬師寺跡のホテイアオイ(布袋葵・・・水草)を観賞に秋の飛鳥を橿原神宮〜畝傍山〜橿原考古学研究所・付属博物館〜本薬師寺跡〜耳成山に登山とハイキングをしてきました。(花は8月下旬〜10月)

 MOTOYAKUSIJI001.JPG 近鉄橿原神宮駅で下車、橿原神宮の南神門から北神門に歩く。
 前方を白い袴の神職さんと赤い袴の巫女さんが歩いています。静かな神宮の玉砂利を踏みしめながら歩く、厳かな雰囲気が漂う。

 MOTOYAKUSIJI003.JPG - 68,241BYTES本殿の背後に聳える緑に覆われた山が畝傍山(うねびやま)、今から登山するお山である。薄曇りの中、写真を撮っているとポツリ、ポツリと雨が。 これはお参りしなくっちゃ・・・本日の登山の安全とお天気を祈って!
 おかげで雨も降らずに午後からは素晴らしい快晴のハイキング日よりでした。
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 北神門を出ると左に畝傍山登山口の標識が在る。
 この畝傍山(198.5m)と香具山(152m)、耳成山(139.2m)を総称して大和三山と呼ばれ三山の中では一番高い。
 日女命神社を過ぎると道が狭くなり緩やかな上り道が続きます。MOTOYAKUSIJI005.JPG

一本道ですが途中山腹にT差路があり、まっすぐ歩くと山口神社に下山する。ここは右に上り道を歩きます。
やがて案内板があり広場に出ました。MOTOYAKUSIJI006.JPG「畝火山口神社社殿跡」の碑が、その奥に三等三角点(198.5m)が設置されています。
石のベンチがあり西側には大和葛城山から二上山が連なり見晴らしは良い、東北には耳成山が見えます。


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140-S.JPG - 268,994BYTES 居合わせた地元の人に聞くと誰かが樹木を伐採したそうで見晴らしが良い。(ここは国有林樹木伐採には違反!)

 そして麓にある山口神社はもともと、ここに建っていたが、北側麓にある神武天皇御陵を見下ろすことになるということで、1940年山の麓に移転させられたとか。その時の建物は山頂から村人の奉仕で解体移築して、この地に遷座したという

 静かな山の中で麓の景色に堪能してから下山にかかる。低い山なので地元の人が健康がてらに歩いているようである。

 この日も片手にラジオ、そしてもう一方に手に折りたたみ傘を持った人、4〜5人出会いました。

 MOTOYAKUSIJI011.JPG 下山後、橿原考古学研究所・付属博物館に立ち寄りました。奈良県内の多くの遺跡から出土した実物資料が展示されています。MOTOYAKUSIJI012.JPG 旧石器時代から飛鳥・奈良時代の遺跡の発掘品、国宝なども間近に担当の方に説明して頂きました。

 この日は自分一人でしたが時間に合わせてガイド、疑問にも易しく教えて頂き、写真も許可の元に撮影させて頂きました。MOTOYAKUSIJI013.JPG
 あまりに多くの展示物に圧倒、次回にもう一度ゆっくりと訪れたいと思いました。(常設展入館料は400円 65歳以上無料 月曜日休館)

 やがて畝傍御陵前駅、駅の地下道を反対側に出て、東にまっすぐ10分も歩くと本薬師寺跡(もとやくしじあと)である。
 MOTOYAKUSIJI015.JPG本薬師寺跡は狭いところであるがその周りの休耕田にはホテイアオイが一面に咲いている。花びらは中ほどに濃い紫、そして中心に黄色の妖艶な花の群生に圧倒される。MOTOYAKUSIJI016.JPG 駐車場もあり、多くの人が散策に、写真撮影にと賑やかである。
 ここから、今歩いてきた畝傍山を背景にホテイアオイの花が一面に広がり、真っ青な空に白い積雲が広がる。
 

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 一時間ほど楽しんだ後は東に飛鳥川を渡ると今度は北にまっすぐ歩く。

 MOTOYAKUSIJI022.JPG 次に訪れるのは耳成山(みみなしやま)である。田園風景の中を歩く。広々した眼の前には耳成山がそびえる。藤原宮跡やがて単線のJR桜井線の踏切を渡る。次の近鉄大阪線は踏切が無いので手前で住宅の中を右に少し歩くと左に踏切が在る。渡ると耳成山である。左に公園の中を歩くとトイレがありその前が登山口になっている。MOTOYAKUSIJI023.JPG

 ここから広い砂利道が緩やかに左回りの登山道となっている。ここはいつも野良猫がうろうろしている。入り口すぐ左の鳥居をくぐって石段を登ると急な上り道であるが近道である。やがて標識があり神社の前は広場に鳴っている。ここにも野良猫が多くてゆっくり休憩が出来ない。MOTOYAKUSIJI024.JPG
 ここから石段を上がり、さらに本殿横から山頂に小道が続く、この急斜面を登ったところに石のベンチがあります。その奥に明治41年11月11日に明治天皇が陸軍の大演習を統監した所である。そのときは見晴らしも良かったのでしょう、今は樹木に覆われてまったく展望がありません。その時の記念碑が当事の奈良県知事によって立てられています。そしてその奥に耳成山山頂を記す三等三角点(139.2m)があります。

 先の広場からは正面鳥居の下をまっすぐに階段を下りると、急な坂道の落ち葉に足を滑らないように降りれます。荒れた道であるが近い。右に鳥居をくぐり参道を降りると先ほどの登山口に下りる、またその少し右上には広い道で緩やかである。
 この道は明治天皇が行幸されたとき急遽造られた道で馬車が通れるように道幅を広く、山をぐるっと巻いている。国有林なので樹木の伐採、登山道の整備はなされていない。 

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 山頂でご一緒になった地元、八木の人にお話しを聞きながら近鉄線八木駅までご一緒頂いた。年齢は80歳を越えておられ健康の為散策に毎日元気に登られているという、自分はまだ70歳代まだまだ頑張らなくっちゃ〜

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