甲山森林公園から甲山(309.2m)に歩いてきました。
登山ルートは阪急今津線・仁川駅から二級河川、仁川(にがわ)沿いを北に歩き仁川地すべり資料館を訪ねます。土手の上は車が多く通るので、河原の道を歩きますが途中までしか歩けないので注意が必要! 前方にはこれから登る甲山が真っ赤に紅葉しています。甲山森林公園から甲山登山そして甲山大師
神呪寺(かんのうじ)への全コース約8qのハイキングは手頃なコースです。 9時54分 仁川の左岸を上流に進み駅から20分ほど歩くと舗装道路の突き当たり付近に橋が架かっていて地すべり資料館への標識があります。左に橋を渡るとすぐです。
最初に訪れたのは「仁川地すべり資料館」です。ここは1995年(平成7年)兵庫県南部地震による土砂災害被害の最も大きな地区で仁川右岸の斜面に幅100m、長さ100mが崩壊、地すべりで仁川百合野地区の家屋13戸、34名の犠牲者がでました。資料館には自然の恐ろしさと、防災意識を育てる為の施設です。地すべり跡の斜面はきれいに整備され春には芝桜の花が美しいという。(平成26年12月資料館整備中) 階段を上がると斜面の上は公園になっていて休憩もできます。
ここから隣接する甲山森林公園に歩きます。 展望台からは自動車道を歩きますが20mほど歩くと右に細い地道のショートカットが有ります。 (資料館で教えて頂きました。地図参照・拡大します) 10時55分 やがて森林公園東入口、ゲートを入ると直ぐ左に小さな橋がかかっていて地道の軽登山道が有り、5分ほど登ると展望台になっています。大きな花崗岩がゴロゴロしています。この巨石は大阪城の石垣用に切り出された採石場跡で、ちょうど西宮市の職員が残された大きな岩のひとつひとつの位置を測量していました。 ここから紅葉した甲山が美しく目の前に見られます。地道の枝道がたくさんありますが、元の道を戻って「みくるま池」に歩きます。次の道は標識に従って左に、直進すると後に合流するシンボルゾーンに行きます。公園内の主要道路は舗装されていて車椅子でも移動できます。いろんなコースをあり、地道のハイキングも楽しめます。無料駐車場も完備されています。 みくるま池から見る甲山もまた素晴らしい。池をめぐってシンボルゾーンに「愛」の像が甲山を背に建っています。兵庫県制百年、明治百年の栄光を讃えてつくられた記念公園のモニュメントです。 次ぎに向かうのは甲山です。北にトイレ横の細い地道を歩き公園外の車道に出ると甲山自然の家・自然学習館入口です。
少し入ったところを左に甲山登山道の標識があります。正面は自然学習館で中に入って甲山の成り立ちを知ることが出来、仁川のフィールドマップ、公園マップ等が用意されています。
登山道は狭い沢道が続きゆるやかな登りの甲山湿原生物保護林の中を歩きます。300万年前の小石のチャートレキ層、そして雑木林の中に踏み後を確かめながら歩きます。
やがて標識、右にキャンプ場、ここは前方に、そして直ぐ右に曲がります。花崗岩の大きな石の上は滑りやすく手すりもあります。 まもなく左に神呪寺への緩やかなルート、ここからは更に階段を直進します。源頼朝の塚、そして登りのジグザグの階段が山頂まで約15分の登りが続きます。今日の一番の難所、標高差90mの階段、やはりシニアにとっては疲れます、道は良く整備されているのでゆっくりと登ります。
12時30分 山頂は広く草地で覆われて二等三角点(点名:甲山 309.2m)とケルンがあり、360度見渡せますが、景色は期待できません。ベンチも数箇所あり、この日は天気が良かったので昼食にするが風が強くてゆっくりとは出来ませんでした。
若い御夫婦が子犬と一緒に、今日は子犬の初登山とのことで心配も要らずに元気に登ってきたとのことで、三角点で記念撮影をしています。 12時50分 下山道は5箇所あります。このうち北山貯水池に下りるルートを歩きました。この道は比較的歩きやすい道です。甲山自然観察池に出ると休舎もある。車道(市道)の反対側は北山貯水池である。
ここからは甲山大師、神呪寺に歩きます。バスも走っていますが一時間に1本程度です。神呪寺からは南に阪急甲陽園駅に歩けますが、道は複雑です。 今回は市道を歩きました。甲山大師下バス停辺りから森林公園前までは静かなハイキングコースがあり、ここを歩きました。森林公園前(バス停)からは大師道(市道)を道なりに南に歩き、大師道交差点を右折、バス路線を甲陽園駅に歩きます。神呪寺から徒歩35分です。
帰路 甲陽園駅(13:56)〜夙川(特急)〜西宮北口〜阪急梅田(14:18) 往路 阪急梅田(特急
9:30)〜西宮北口〜仁川(9:53) 関連ページ → ごろごろ岳ハイキング【31】
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