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 ◆貴船の紅葉ハイキング【212】


平成27年11月10日

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
●  貴船〜鞍馬〜八瀬の紅葉を訪ねて  (2015.11.10)

 京都北部の貴船・鞍馬に秋の紅葉を訪ねて歩いてきました。ここは「京の奥座敷」として親しまれていて、川沿いには料理旅館が立ち並び夏には川床にて川魚料理や会席料理が冬にはぼたん鍋などが食べられます。今回の紅葉ハイキングは二人でリュックにお弁当を入れてふらりと出かけました。

 大阪からは京阪電車往復と叡山電車乗り放題の1dayチケットを購入、二の瀬駅で途中下車、紅葉と古風な駅舎を眺め休憩、15分後の「きらら」で貴船口駅に。貴船神社はこの春にも孫と鞍馬神社から歩いています。 鞍馬寺〜貴船神社【196】
 
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 004.JPG 貴船神社の創建は古く伝説によれば「太古 丑の年の丑の月の丑の日に、天上より貴船山中腹、鏡岩に天降れり」と社記に記されていると言う。したがってこの日に参詣すると「心願成就」すると伝えられ、月初めの丑の日に特別祈祷が行われる。
 また貴船神社は縁結びの神としての男女の若い人から人気があります。
 一方、平安時代には呪術として「丑の刻参り」は陰陽道の人形祈祷と結び呪詛になったとも言われる。古代から各地に見られるが貴船神社が発祥の地としても知られています。
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 最初に訪れるのは貴船神社の本宮で鳥居をくぐると両側に赤い灯籠が、そして長い石段を登ります。ご祭神は高靇神(たかおかみのかみ)で水を司る神である。貴船の水占いとして有名です。社務所で授与(200円)された水占みくじ、真っ白で何も書かれていない紙です。これを御神水に浸すと文字が浮き出ます。貴船山より湧き出たこの御神水は病にも効くと言われています。
 
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 005.JPG この貴船神社の境内には社が三ヶ所あります。参拝の順序はまず本宮、そして奥宮、結社です。本宮にお参りの後は奥宮に歩きます。途中、左に結社への階段を見送り、奥宮まで先に歩く。ここは自動車の往来が激しく、特にタクシーが。006.JPG貴船神社からの奥宮までは清らかな水の流れる貴船川の川沿いに散策、夏の名物、川床はもう撤去されていて適宜歩けます。

 やがてご神木の相生の杉、同じ根から生えた2本の杉、樹齢1000年という。夫婦ともに長生きの意味をこめて相生(相老)の杉という。さらに先に進むと鳥居が見えてきます。小さな川、思ひ川にかかる赤い橋「思ひ川橋」を渡ると大きなつつみヶ岩、そして奥宮の山門をくぐる。
 
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008.JPG  山門の直ぐ左にご神木の連理の杉が聳えています。2本の大木が寄り添って生えています。連理とは別々の木が重なって一つになるという意味で、夫婦、男女の仲むつまじいことを言う。この神木は杉と楓の木が和合したもので非常に珍しいそうです。
 本殿にお参りします。祭神は高靇神(たかおかみのかみ)で以前は本宮だったそうです。

 ここから元の道を戻り、先ほど通り過ぎた縁結びの神、磐長姫命を祭神とする結社です。012.JPG 階段を少し登ったところです。縁結びのパワースポットで、若いカップルに大変人気があります。良縁を求めて若い女性の一人歩きも多くみられました。この順序で三社詣でを完成します。本宮から結社まで約10分、結社から奥宮まで15分位です。
 ここはお参りしませんでした。私にはもう必要ないですね、浮気をしているわけでもなし(本当・・・汗)。

 ここ貴船神社は「丑の刻参り」発祥地の地でもある。奥宮まで歩いていて何処に五寸釘を打つのと妻は恐ろしいことを聞く。
 白装束に髪の毛を振り乱し恐ろしい形相で、頭には三本のローソクを点けた鉄輪(かなわ)を被り樹の幹にワラ人形を五寸釘で打ち付けているのを想像してしまうじゃないですか・・・・恐怖。
 貴船神社では丑の刻参りを不吉なものとして禁止しています。時には不法侵入や器物破損、脅迫罪に問われることがあります。

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 009.JPG貴船神社の本宮まで戻り貴船川にかかる赤い橋を渡ると鞍馬寺西門がある。入山料300円払って鞍馬山を越えて鞍馬寺に歩くことが出来る。
 路線図今回は叡電・貴船口駅まで移動、鞍馬駅に向かうが紅葉はあまり芳しくなかったので、再び叡電で宝ヶ池経由で八瀬比叡山登山口に乗車、八瀬の紅葉を見に行く。
 
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 八瀬、荒野川渓谷沿いの紅葉も素晴らしく、八瀬ケーブル駅の周囲を散策する。
 
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