オモイツクママ

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 ◆尾瀬ヶ原〜
   奥只見湖遊覧【226】

平成28年7月11〜13日

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
● 富山〜竜ヶ窪〜越後湯沢温泉〜尾瀬ヶ原〜湯沢温泉〜湯沢高原アルプの里〜奥只見遊覧船〜富山

 今回はJTBの西日本旅物語のツアーでMさん夫妻と二家族で二泊三日の尾瀬ヶ原に歩いてきました。6月のミズバショウは既に遅いがニッコウキスゲに期待して……
 最後に国土地理院の地図をリンクしました、マウスで拡大縮小、移動します。参考にして下さい 。

 1日目は新大阪から特急「サンダーバード5号」で金沢、そして新幹線「つるぎ」に乗り換え富山まで乗車、ここからはバスで昼食をはさんで5時間余り。
 最初に訪れたのは名水百選の竜ヶ窪で標高450mの湧水池である。001.JPG 竜ヶ窪は名水100選に選ばれ、池の端にある八頭竜王大神の社にはこの池の竜神を祭神として祀られている。
 ブナ、ミズナラ、ホオノ木などに囲まれ鬱蒼とした樹林帯の中の湧水池。湧き出る水の湧水量は毎分30t、真夏でも7度という。この天然の名水でのどを潤す。
 深い緑に囲まれ、透き通るような水面、静寂に包まれた森の中を散策の後は再びバスで越後湯沢温泉に向かう。

 今夜の宿は越後湯沢駅の近くで、ここに2連泊です。ホテルは13階建ての10階の部屋で見晴らしもよく、13階にある温泉、泉質、露天風呂からの眺めもまずまずである。眼下には長いトンネルを出て越後湯沢駅に入線する新幹線が見下ろせる。

 2日目は関越自動車道を経由して尾瀬に、途中尾瀬戸倉でマイクロバスに分乗して鳩待峠に向かい、鳩待峠(1591m)には10時過ぎに到着した。
 002.JPG ここからはいよいよ尾瀬ヶ原コースです。尾瀬ヶ原・竜宮まで歩いて往復には6時間かかる健脚コースである。16時に集合で時間的にもきつい。ガイドもついているが、しっかり歩かねば帰りのバスの時間に間に合わない。
 グループ分けして我々ここは初めてなので初心者コースを選択、説明に耳を傾け、写真を撮りながら山の鼻、そして湿地帯を牛首分岐付近までゆっくり歩いて戻る事にした。
 
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 最初に山の鼻までは山道で下りの階段と木道が続く(…と言うことは帰りは上り道になる)。1時間余り歩いて、途中の尾瀬・山の鼻のビジターセンターで昼食になる。
 ここから先は平坦な木道コースで尾瀬の湿地帯である。植物を直接踏まないように設けられた狭い木道が全コース設置されてあり右側通行である。しかし広々した湿原には花がほとんど咲いてなく緑の絨毯が目の前に広がっているだけである。

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 今年は黄色いニッコウキスゲも早く咲き終わり、この時期の花は期待外れで尾瀬ヶ原をハイキングしたというだけで、005.JPGこれから先を歩いて周りの山容は変わってもほとんど緑色の湿原は変わらないという。それでも多くの人が黙々と歩いている。ミズバショウのシーズンなら歩く人でこの狭い木道では渋滞して、思うように歩けないのではないだろうか。
 今回はまったくの期待外れである。ガイドの進言で途中から引き返して正解であった。

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007.JPG 3日目最終日は湯沢高原アルプの里、バスでホテルの近くの世界最大級という166人乗りのロープウエーで山頂駅まで。昨日と違って今日は小雨が降っている。ここから植物園まで無料シャトルバスが走っています。ここで初めて高山植物が咲いているのに、さすが植物園である。昨日の慰めでしょうか、しかし雨で傘を差しながら足早に通り過ぎる。

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 次にバスは奥只見湖に向かい遊覧船で秘境のダム湖を船上から楽しみます。シーズンには「紅葉」「新緑」のスポットでもある。しかし、ここに向かう奥只見シルバーラインはほとんどがトンネルで路面も悪く冬季は全面通行止めになるという。
 
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 ここは電源開発鰍ェ管理する発電用ダムでこのダムの水で出来た人造湖の面積は日本で3番目、貯水量は揖斐川の徳山ダムについで第2位である。イワナ、ヤマメ、サクラマスなどがよく釣れる。湖岸は急峻な地形のためボートによる釣りがほとんどで、この日も釣り船が数隻湖面に浮いていた。

 帰路は関越自動車道から北陸自動車道を通り富山に向かう。富山駅からは新幹線「つるぎ」、金沢で特急「サンダーバード44号」を乗り継いで21時17分着で新大阪駅に。
  関連ページ→(バスツアー体験記)
         尾瀬ヶ原から奥只見湖遊覧【226】
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