豊能郡能勢町の三草山と長谷の棚田を訪ねて標高差354ｍ、歩行距離約10.1㎞のハイキングを一人で楽しんできました。
三草山は大阪府の能勢町と兵庫県猪名川町の府県境に位置する標高564ｍの低山です。頂上付近には広葉樹林の雑木林に覆われ野生動植物の棲みかとした「ゼフィルスの森」が広がり、また三草山の北がわ山麓を開墾した長谷の棚田は日本の棚田百選にも認定される大規模な棚田で知られています。ここでは大阪の近郊では数少ない里山風景がみられます。  ルートは能勢電鉄山下駅から阪急バスで国道173号線、能勢街道を、途中一庫ダムの美しい紅葉を車窓から楽しみながら20分、森上バス停で降ります。山村の取り囲む山は紅葉で秋の情緒がいっぱい。バス停から西に約5分、道路標識の長谷方面に左折します。山田川を渡り、ほぼ並行する長谷川を渡ると小さな大阪環状自然歩道の標識があります。  ここを右折西に歩き、。山裾の舗装された道でまず慈眼寺に歩きます。慈眼寺に沿って曲がり前方に三草山がのぞいています。  左角には自然歩道の標識がありこれに従って舗装された山道に入ります。まっすぐ三草山に向かって歩きます。  やがて小さな池、右側の道を少し先に案内標識、ここから標識に沿って地道の登山道になります。緩やかな道で雑木林の落ち葉が深く積もっています。しばらくは足元の悪い岩のころがる道が続きます。  慈眼寺から35分ほどでゼフィルスの森の表識が、ナラガシワ、クヌギ、などの雑木林に覆われチョウやミドリシジミなどが数多く生息している。  正面一帯の森が大阪府緑地環境保全地域の指定を受け貴重な生態系として財団法人大阪府みどりトラスト協会が保全している。この境界を右(西）に手入れの行き届いた緩やかな道が続きます。   15分ほどでゼフィルスの森の境界を離れ右に曲がって、ここから道が少し怪しくなります。積もった落ち葉で踏み跡が、良く周囲を見渡しながら歩きます。左に落ち葉に埋まった丸太階段を見つけます。ここを登った所が三草山山頂です。西側と南側に開けていて見晴らしがいいです。登ってきた南方面には京都、大阪平野が遠く、小さく見えます。西側には羽車山、三田の有馬富士が遠望できます。広場の真ん中には国土地理院の三等三角点(標高564m)があります。ここで昼食にします。   下山は登ってきた反対側に歩きます。初めは緩やかな道で後はほとんど急な丸太階段が続きます。この時期落ち葉が深くて歩き良いが昨晩の雨でぬれていて注意を要します。一気に下りの階段で下山します。降りた所が才ノ神峠でここから舗装された林道になります。案内標識もありこれに従って右に曲がり緩やかな坂を下ります。
三草山の山麓沿いに道を歩くとやがて長谷の棚田が見えてきました。ここで棚田の景色を楽しみながら歩きます。道はたくさんあり、棚田の下の方に見える長谷川を目指して歩きます。
  茅葺の農家もあり、柿の木に残る赤い実は秋の名残でしょうか。 帰りは長谷川沿いを歩き国道沿いにある汐の湯温泉に歩きますが、道路の側溝を工事中の人に道を聞いたのが誤りで、遠くに並行する国道に向かって歩くが道が曲がっていて今朝バスを降りた森上に。 温泉は諦めきれず.バス乗車で1分の所を歩く事に15分ほどで汐の湯温泉に着きました。  ここでゆっくりと温泉を楽しめると思っているとなんと営業していない（11/22火曜日、14：30）、かぎが掛かっていて中はうす暗い。廃業でしょうか！
仕方なく国道のバス停から15時16分発の山下駅行きに乗車する。もう一駅600ｍ歩くと道の駅「能勢くりの郷」があるが、温泉が幻になって止める。
● 行程 距離：時間
0㎞
1.6㎞ 2.73ｋｍ
川西能勢口―山下駅(10：00)―(10：18)森上バス停(10：25)～
慈眼寺(10：50)～ゼフィルスの森(11：27)～
3.77㎞（昼食） 4.41㎞ (写真撮影) 10.1km
三草山(12：00)～才の峠(12：45)～(14：30)汐の湯温泉(15：16)―(15：37)山下駅(15：42)－川西能勢口（阪急電鉄）
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