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◆高安山から信貴山【236】

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
●  高安山から信貴山にハイキング (2017.02.28)

 大阪の東南部、生駒山地の麓に位置する八尾市(河内国)、そこを走る近鉄大阪線恩智駅から高安山に登山(どちらかと言えばハイキング)に出かけました。
 
 その昔は河内国から大和国の信貴山詣でに古くから栄えた恩智越えルート、今回は恩智神社(おんぢじんじゃ)から高安山霊園手前を左に高安山に登山、信貴山に歩き朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)に下山します。(他に高安山には近鉄信貴山口駅から信貴山ケーブルで一気に登る事が出来ます)
 
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 002.JPG恩智駅から東に20分ほど歩いた町はずれに恩智神社があります。恩智神社は急階段を登った所にあり、創建は大和時代の雄略年間(470年頃)と伝えられ、河内の国の御守護のためにお祀りされた神社で、式内社(名神大社)です。
 
 ここからは民家も離れ山道になります。道幅の広い緩やかな登山道です。10分やがて左に高安山への分岐の標識があり、細い急な登り道になって信貴山公園墓地を経由して登る事が出来るそうです。003.JPG今日は初めてのルートなので広い道を直進して高安山霊園の方から歩く事にします。次回には左の道を歩こうかと思います。
 こちらは広い道ですが少し急な登りもあり適所に休憩用のベンチもあります。40分やがて左に分岐の標識が高安山方面へ、直進すると信貴山のどか村方面です。そして間もなく上をコンクリート橋脚の自動車道が跨いでいます。

 006.JPG (自分は行き過ぎて左にいイノシシ除けの柵を開けて霊園内に入り、園内をうろうろしました。墓地内の亡霊に誘われたのでしょうか! まだこの世に未練があったので広い霊園内を彷徨ってイノシシ除けの柵を出てやっとのことで展望台にたどり着きました。そして展望台の所をすぐに右にUターンに気が付かず展望台を通り、木道の階段を降りて最初の分岐まで戻りました。)

 標識の高安山方面に曲がると木道の急な階段がジグザグにしばらく続きやがて展望台に出ます。ここからの景色は霊園が一望、墓石だけです。まっすぐ前方に階段を降りると霊園に入ります。すぐの所を左に細い山道があります。ここからは右側に霊園の柵を見ながら緩やかな道を下ります。

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 後は道に迷うことなく20分で分岐に。 左に自然歩道恩智方面です、まっすぐ歩きます。
 作業小屋があり間もなく左に展望台、見晴らしは良くありません。
 
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 やがて西信貴ケーブル高安山駅です。丁度王寺駅へのバスが出発していきます。ケーブル駅舎の前には展望台があり、大阪方面がきれいに見えます。あべのハルカスが少し霞んでいます。周りに駅の関係者の方が花壇の手入れしておられました。
 
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 13:00 ここで昼食をしてから再び先に歩きます。駅舎の展望台から緩やかな登り道を300m歩くと鉄の橋が、この下を信貴山口駅にケーブルと平行して下山道が続きます。急な勾配のV字谷になっており一人で歩くには危険だそうです。 直進すると高安山気象レーダーが建っています。
 この一帯は667年に天智天皇が築造した古代の山城である高安城の跡です。
 
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 この前の道と平行に藪の中の道を少し高くなった所を歩くと高安山(487.5m)山頂(二等三角点 点名:峰山)があります。雑木に囲まれて見晴らしも何もありません。並行する道に崖を降りて、少し先の三差路に近畿自然歩道(環状自然歩道)の標識がります。直進すると十三峠から生駒山方面に生駒縦走歩道になります。
 
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 ここは右に信貴山方面に歩く女性の方としばらくご一緒に歩きます。信貴生駒スカイラインを渡り少し歩くと左に高安城倉庫跡への標識です。50mほど入った所で自分は少し寄り道していきます。平らな所でこの付近にあった山城の兵糧を備蓄するところだったのでしょう。
 
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 その後、元のみちに戻って信貴山に歩きます。突き当りのT字路は右に弁財天の滝への下山路です。ここは左に、そしてすぐ右に山道が回り込みます。やがて急な登りを過ぎると広い道に出ました。舗装の割れた悪い道で左に下ると信貴山奥の院への道です。

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 (前回は反対に信貴山城址から高安山へのルートで今下山してきた登山道に入るのを広い道で急坂に気を取られ標識を見落とし、素通りして奥の院の方へ歩きました)
  ここは右に急な九十九折れの道で上り詰めると信貴山城址に出ます。ここからは赤い鳥居の参道を少し登った所が空鉢護法堂の建つ信貴山(437m)山頂です。
 南方向に金剛山地です、遠くに金剛山が見えます。

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信貴山山頂から岩橋山、二上山、葛城山、遠く金剛山を望む。

 山頂からの展望は開け遠くまで見渡せます。休憩の後は赤い鳥居の参道を下ります。毘沙門天を祀る信貴山 朝護孫子寺(しぎさん ちょうごそんしじ)です。

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014.JPG  歩き始めると若い両親と2歳くらいの子供が参道を登ってきます。緩やかな階段ですが元気にしっかりと歩いています。びっくりして写真を撮らせてもらいました。

  巨大な張り子の寅は信貴山、朝護孫子寺のシンボルとして知られた「世界一福寅」です。記念写真の撮影ポイントです。

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 白虎とは、中国の伝説上の神獣で、東西南北の守護のうち西方を守護する神獣です。
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