大阪市内の真田信繁（幸村）のゆかりの地と真田丸を訪ねてハイキング。
前回、天王寺七坂【235】で最初に訪れた天王寺の茶臼山古墳は慶長19年1614年の冬の陣では徳川家康の本陣となりました。また明くる年の夏の陣で真田信繁（幸村）が布陣して激戦地になった所です。その時、幸村が傷を負い逃れてきた神社で敵兵に急襲され戦死したと言われる安居神社には真田信繁（幸村）戦死跡の碑が建っています。そのあと天王寺七坂を訪ねて歩き谷町九丁目で終わりました。
真田信繁は戦国時代に活躍した武将として有名であるが夏の陣以降、60年近く経った、寛文12年(1672年)に刊行された軍記物『難波戦記』以降「幸村」の名が定着してきたと言われる。(Wikipediaより)・・・・以降「真田幸村」として記述。
今回はその続きで谷町九丁目駅をスタートして大阪城公園まで約6㎞歩きます。最初は産湯稲荷神社。ここは大化の改新で活躍した藤原家の祖、中臣鎌足の先祖に当る大小橋命（おおおばせのみこと）が誕生した時、境内の玉の井の水を汲んで産湯に用いたので、この地を「産湯」と言われるそうです。ここに大きな抜け穴が明治時代まであったという記録はあるが今は入口も全く見当たりません。
（東小橋町産湯稲荷の社前にあり。傳へて大小橋命の産湯の水なりといひ、古来名泉として知らる。現今は二井に別ち堅牢なる瓦葺の屋根を設け入口に「玉之井」の額を掲ぐ）
次に真田幸村が冬の陣で活躍した古戦場、真田山公園は現在天王時スポーツセンターがあり、その北に三光神社があります。距離にして950m、徒歩10分程度です。
神社の横には「幸村」が大坂冬の陣の時、大阪城まで掘らせたという真田の抜穴跡がある。
格子がはまっていて中には入れません。また境内には「真田幸村公」の像がある。
この一角には夏の陣の戦いで戦死した人を弔った寺院、「どんどろ大師・善福寺」。
ここから南に歩くと「心眼寺」、元和8年(1622年）真田幸村の父子の冥福を祈って建立
されたお寺。真田家の家紋である六文銭が飾られている。
並んで大きな準堤観世音菩薩像がある高野山真言宗の「興徳寺」である。その前は大阪明星学園、そのグランドのネットの前に「真田丸
顕彰の碑」が建てられている。
真田丸とは大坂城の平野口に大坂城南の砦として「大坂冬の陣」において徳川方の攻撃を食い止める為に豊臣方の真田幸村によって築かれた出城である。
さらに南に歩き信号を右（西）に明星学園に沿って次の信号の角が「円珠庵(鎌八幡)」である。大坂冬の陣の際、真田丸内にある御神木に真田幸村が鎌を打ち付け戦勝祈願をしたという言い伝えがある。祈祷と悪縁を断つ寺として女性に人気がるのか、一人また一人と若い女性がお参りに。小さなお寺で信仰の寺として境内での写真撮影は一切禁止である。
ここで再び北に向かう長堀通りの信号を渡る。丁度大阪城に向かって歩いている。右前方の角は聖マリア大聖堂である。カトリック教会でガラシャ婦人の像とキリシタン大名の高山の像があります。
直進すると細川越中守忠興の邸跡で細川ガラシャ最後の地でもある。「越中井」は屋敷の台所が有った場所と伝えられていて大阪府の史跡に指定されている。
次に「玉造稲荷神社」に向かう。玉造稲荷神社には豊臣家ゆかりの神社で豊臣秀頼公の銅像がる。創建は紀元前12年と伝えられている由緒ある立派な神社で境内には難波玉造資料館もある。大坂夏の陣(1615年）では社殿を消失その後再建された。江戸時代にはお伊勢参りの出発点となった。
拝殿の背後に見えるビルはライオンズタワー大阪三の丸森ノ宮レジデンスで神社とは関係ありません。いかにも大都市の中に歴史を感じさせる神社です。
ここは大阪城・大阪城公園の南東で真田信繁（幸村）のゆかりの城である。
JR・森ノ宮駅、地下鉄・森ノ宮駅は近い。
関連ページ→ 大阪市内ハイキング・茶臼山・天王寺公園【252】 NEW
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