府民の森「ぬかた園地」の紫陽花を観賞に生駒山山頂からぬかた園地〜神津嶽ふれあい広場〜枚岡公園に下りのコースでハイキングをしてきました。
生駒山(生駒山地)は大阪と奈良を境界とする標高642mの山です。登山は自分の足で目的の山頂に立った時、その達成感を満足でき、その過程の森林の空気は心の中まで癒してくれます。しかし足に応える年齢(77才)にもなると出来るだけ緩やかなコースにと自己の体力を合わせるように考えます。と言っても木立に囲まれた静かな森林浴、路辺にポツンと咲く野草の花々を見つけた時の満足感は十分に味わえます。
今回は山頂付近にあるあじさいの観賞目的に妻と一緒に奈良県側の生駒駅からケーブルカーで一気に山頂を目指します。ケーブル沿いには途中、宝山寺を経由して山頂まで並行して登山道があり、また山頂には駐車場もあります。
そして此処には生駒山遊園地が、アトラクションの乗り物も多く並び、山頂には国土地理院の測量用一等三角点(点名:生駒山 標高642m)の標石が子ども達を乗せて走るミニSL列車の中央付近にあります。この遊園地の入園料は無料です。
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第1129号)
遊園地内を素通りして南にテレビ・FMラジオの送信塔を見上げながら送信所・中継局が並ぶ中を歩きゲートを出てから100mほどでY差路に、直進すると旧・生駒縦走歩道で生駒スカイラインとほぼ並行して暗峠に歩けます。
ここは右に摂河泉ハイキングコースに入り、生駒スカイラインの道路の下を通り、約10分で「あじさい新道」への分岐があります。この新道は5年ほど前に整備された生駒縦走歩道への連絡道でぬかた園地のあじさい園への近道として作られ、ここから約10分の距離です。
合流点はあじさい園の上部でここから管理道のゆるやかな下り道に沿って、30品種25,000株以上のあじさいが植えられています。あじさい園は無料で散策できます。
管理道はつづら折りになっていてあじさい園は標高538mの北口から案内所までの高度差は約34m、距離は1.54qの緩やかな勾配です。
見ごろの時期には花の余りの多さに圧倒されます。多くの人のほとんどがリュックを背中に歩いています、もちろんお弁当持ちです。売店はありません、ただ下側に綺麗な水洗トイレと案内所の建物がありアイスクリーム、飲み物などを売っています。自動車又はケーブルで来られた方はまた元の山上に戻ります。
延長1500mに及ぶコースの案内図は案内所にありますがオープンしている期間が限られますのでネットで調べます。
見どころは上部のあじさい新道の入口からキリの広場のシチダンカ、トンネル広場のクミコ、ケヤキノヒロバのマイコ…
そしてドングリ池広場は雨が少なく池の水は少量でスイレンが一輪。水中には大きなオタマジャクシが沢山泳いでいます。
そして最後にぬかた園地の案内地図が置いてある案内所、道沿いにはベンチもあり大きなテントも張っています。今年(6月20日)は例年より開花が遅くまだ咲き初めでした。
あじさい鑑賞の後、自分達はこのまま大阪側にハイキングで下山します。歩くルートはたくさんあります。(上の地図を参照)
舗装された管理道をしばらく歩くと左から生駒縦走歩道が合流やがて摂河泉展望コースとトンネルで交差します。右に歩けが枚岡駅に摂河泉コースの登山道を下山できます。
今日は舗装された道を直進します。トンネルから14分ほどでなるかわ園地のゲートです。
ゲートを出て右に歩くと東豊浦町で国道308号線を枚岡駅に歩く事になります。ここは少し左に慈光寺方面に少し歩いてから標識に従い右折(生駒縦走歩道と別れ)、管理道を歩き国道308号線に出たら反対側に渡り再び管理道のゲートを通り 神津嶽ふれあい広場に出ます。ここまで舗装された広い道路でほとんど緩やかな下りです。
神津嶽ふれあい広場からはらくらく登山道になっていて舗装された広い道がなるかわ谷コースを経由して瓢箪山駅に歩けます。
(生駒縦走歩道はなるかわ園地案内所まで管理道と同じ道です)
神津嶽ふれあい広場には多くの人が休憩しています。自販機、トイレ設備もあり、屋根付きの広い休憩所になっています。
しばし休憩の後は神津嶽コースを下山します。地道の登山道です。枚岡山展望台、そして枚岡公園に歩き、枚岡神社に出ると枚岡駅はすぐです。
歩行距離:7.25km(地図上から計測)標高差:約510m 山上から枚岡駅まで休憩・昼食を入れて約5時間のハイキングでした。