オモイツクママ

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◆新家駅〜お菊山〜お菊松

【248】

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩・短歌 スキー紀行 写  真
● JR 新家駅〜お菊山〜お菊松〜新家駅  (2017.10.10)

 阪和線 新家(しんげ)駅からお菊山(三角点)、そしてお菊松に歩いてきました。ルートの案内板は少なく、また消えかかっていたりして判り難いですが概ね楽な道でした。
 
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9時40分
 自分の歩いたルートは駅の改札を出て左正面から二車線舗装された道を大池の横を通り紀泉病院方面に歩きます。さらに進むと阪和自動車道の下をくぐります。ルートはここから数メートルほどで左に細い道(青少年の森)に入ります。
 
 案内板もありましたが文字が薄く見逃し、更に広い舗装された緩やかな坂道を進みました。道の両端にはミカン畑がありミカンが鈴なりになっています。
 と、T字路に左に工事中で通行止めになっています。左に青少年の森(通行止)からお菊山に、工事現場の標識では右に歩くとお菊松??とある。
 少し歩くと、すぐ左方向に畦の谷地蔵尊の案内板、ここを歩くか…。
 
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 迷っていると地元のハイカーに遭遇、お菊山のピークには先の阪和自動車道のガード下近くの道路から青少年の森方面に歩くと良いと教えられて戻ります。ここで往復の時間のロスは2.6q、約1時間でした。
 
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10時55分
 ここから青少年の森には池の横を通り荒れたコンクリート舗装の緩やかな登り道です。途中はつづら折れの道、下山中の地元の人でしょうか片手に長い竿、アケビの果実をたくさんビニール袋に持って歩いてきます。案内板から約40分、舗装が途切れた辺りの広場で始めて昼食中の女性、お二人のハイカーにお逢いしました。

004.JPG  三角点へのルートを訪ねるとお菊山の山頂は非常に分かり難いとのこと、ここからは登山道ですぐ上った所を右に歩くとお菊松方面です。さらに直進して少し下り再び上り、赤い「火の用心」の標識に沿って右にしばらく歩くと三角点があるという。片道、約15分の上り下りだそうです。何回も歩かれているそうで、お二人はここで戻るそうです。

 ルートが分かり難そうなので、三角点までご一緒をお願いしましたところ、久し振りの山頂との事、往復に同行案内をして頂きました。004-1.JPG登山道に入り、すぐのところを右に歩くとお菊松へのルートで、ここは笹峠方面に直進します。
 少し岩肌のある急な所もある登山道で、350mの距離10分ほどで右に赤い「火の用心」の矢印があり、鉄塔絶景の表示がありますがお菊山への表示が見当たりません。笹峠への道を外れて右に山頂を目指します。

 
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 栗のイガが落ちています、柴栗(ヤマグリ)です。この辺りには柴栗の木がたくさんあるようです。春にはゼンマイ、タラの芽、そして山ツツジの花が美しいそうです。
 しばらく歩くと通称・お菊山(354.3m)山頂(三等三角点 点名:於菊松)がありました。ここまでJR新家駅から直接の距離は5.9qでした。

12時20分
 ここから元の道を戻ります。最初のお菊松への分岐で二人とお別れしました、有り難うございました。
 お菊松までは緩やかな歩き良い道で30分足らずです。途中には柴栗が所々落ちていました栗を拾いながら歩きます。 先週歩いた能勢の鴻応山に歩いた時、山中の路端で拾った栗は大きかったが、今回は柴栗で小さい。栗ご飯にするにしても渋皮を向くのが大変と怒られそうである。平坦な山道で間もなくお菊松に到着した。
 明るく開けた所で、ここからの展望はよく泉州・和泉国が見渡せます。ここでゆっくりと休憩します。
 
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 お菊松の由来は大坂夏の陣で非業の戦死を遂げた豊臣秀次の娘、お菊が密使として大坂城に向かう際、男装するために髪を切り落としその髪を松の木の根元に埋めたとされる場所だそうです。ここにその記念碑が建っています。

13時20分
 下山開始、5分ほど歩くとトラロープが張ってあり堀河ダム方面は立入禁止になっています。ここは松茸山で10月1日から11月30日まで入山禁止です。
 「李下に冠を正さず」、邪まな気持ちは無いが松茸の無断採取と疑われるのは気持ちが良くない。
 松茸山に気を取られ、もう一つの通称・お菊山(285.9m)山頂(四等三角点 点名:於菊山…おきくやま)の三角点を見逃しました。「点の記」に寄れば案内板のすぐ近くのようです。
 お菊山(354.3m)のピークは最初の三等三角点のある山で(点名:於菊松…おきくまつ)になっています。
 
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 自分は新家駅方面に登山道を歩きます。更に5分ほどで高倉林道(0.3q)への分岐です。ここからの下山は泉南市民の里球場を通り新家駅に歩けます。林道ですので楽な道のようですが、ここも登山道を新家駅(4.7q)に歩きます。
 
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 尾根筋の砂地は滑りやすいのでロープが張ってあります。この辺りは見晴らしの良い道です。後ろを振り返ると山の尾根の間に今歩いたお菊松が遠望できます。やがて急な岩の道、V字谷を歩く、最後に距離は短いが急な岩が転がる沢道を下る。
 
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14時30分
 広い車道に出た、前方に道路工事をしている。現場まで歩いて工事関係者に聞くとここから先には歩けないという。「元に戻って下さい」と係員。 
 エエッ、戻るのは・・・反対側には新しくできた道路がある。ここを西に歩くとゲートがありフェンスがしっかりと、誰も通れないようにしている。ゲートの柵には厳重なカギがかかっている。フェンスの端をつかまりながら足元に注意、フェンスを押し倒すようにしてやっと外に出る、誰かも歩いた形跡がある。ここを出ると先の高倉林道である。
 お菊松からの下山道に工事注意の案内板を掲示して頂ければ…実に不親切である。掲示があればまたルートを考えたのに。(大阪府泉州農と緑の総合事務所 殿)

010.JPG  地元の人に出会いしばらくお話を…!
 高倉林道を北に歩くと右側に笠山が見える、射撃の音がバン、バーンと山にこだまする。ここには大阪総合射撃場がある。
 40年ほど前、クレー射撃(スキート競技)に良く通った懐かしい射撃場で当時が思い出されます。
 (初めの予定では工事中の道路をまっすぐ、途中から笠山(175.5m)山頂(四等三角点 点名:笠山)を踏破して新家駅に歩く予定でした)

15時10分
 阪和自動車道ガード下をくぐる。ここから約40分でJR新家駅に到着。

● 全歩行距離:約16.48km 歩行時間:約5時間40分 総時間:6時間10分
駅からの高低差は330mと低く、往路は緩やかな登り道だったので足の負担は少なく、距離にしては楽だった。
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