大阪市内で一番高い山からの展望を尋ねて歩いてきました。鶴見新山(つるみしんざん)は人工的に造られた山で当初は標高45m、大阪市内では最高峰の山だったがその後沈下で39mと公表されています。1990年(平成2年)、大阪国際花と緑の博覧会(大阪花博)でのメイン会場で鶴見緑地の中に位置します。 公共交通機関でのアクセスは大阪市中心部を東西に走る鶴見緑地線で大阪花博の会場への路線として1990年に京橋−鶴見緑地駅間(乗車9分)で開通した地下鉄です。 鶴見緑地駅で下車、地上の改札を出ると広々とした駅前広場から緑地公園に続く。 (標高は航空機搭載のレーザで測量と、DEM(数値標高モデル)を用いて地表面の標高を割り出します。地理院タイルから緯度、経度を指定して標高を求める事が出来ます。鶴見新山の標高は最新の地理院タイルから標高:38m(DEM5A)で現在の表記から1m低くなっています・・・・ 国土地理院)
現在の公園は「花博記念公園鶴見緑地」(入園無料)と呼称され、四季折々の草花と自然に囲まれた都市公園で、山のエリアではウォーキングに風車の丘、鶴見新山、日本庭園を、また広々とした森、大芝生など散策する。国内最大級の温室「咲くやこの花館」(有料)、その他各種のスポーツ施設もあります。
広い大通りの信号を渡って中央口から公園に入ります。 花博記念ホールの中央噴水前にバスが停車しています。広い緑地内を周遊する無料の電気バスです。65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方を優先で8カ所のバス停を30分間隔で周遊しています。自分も乗車を進められました(…)が歩きます。 ルートはここからゆるやかな坂を登ると眼に入るのが風車の丘、インスタ映えする風車がゆっくり回っています。足元の花壇には花が咲いています。風車の丘から鶴見新山まで長い階段が山頂に向かっています。山頂は小高い丘陵になっていて周りにはベンチもあります。 つぎに反対側に階段を降ります。山の広場 日本庭園の中には本格的な寄棟造りの茶室「むらさき亭」があり、その周りの庭園を散策。 当時の世界各国から参加された国際庭園、特徴ある伝統的な庭園や花壇跡が今も残されているが老朽化し、庭園の花や植物は荒廃し、面影だけが残っている。あまり整備されていないのは侘しい。
アーモンドの樹が植樹された森から大芝生を散策。 「咲くやこの花館」に足を進めます。隣接してレストランがあります。 (熱帯から乾燥地帯、高山・極地圏まで、世界各地のさまざまな植物、約5,500種15,000株を展示している世界でも数少ない施設で、日本最大級の温室です‥‥鶴見緑地ガイド)
温室などで暑いかなと思っていましたが風通しもよく涼しく、極地圏などは寒いくらいです。いろんな花や植物が楽しめました。館外に出ると周りの池には睡蓮の花が咲いています。
● 「咲くやこの花館」は1990年開催された「国際花と緑の博覧会」で大阪市の展示館として 建設され、名前の由来は 難波津に
咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと
咲くやこの花‥‥古今和歌集 百人一首の競技かるたで、冒頭に読まれる和歌。1800年前、朝鮮(百済)より渡来した王仁(わに)
博士が第16代
仁徳天皇、即位の時に奉(たてまつ)ったと伝えられる。 この時代の花は「桜」ではなく「梅」を指します。 緑地公園を出て地下鉄中央口に向かう前方の建物に「ゆ」の文字が、日帰り天然温泉(有料)でお風呂(13種類)、サウナ、岩盤浴そしてレストランもあるスーパー銭湯だそうです。(リサーチ不足でした) 関連ページ→
|