● 真白きに霜降り積もる河童橋 紅葉さがし穂高を見あぐ‥‥オモイツクママ 朝は冷える、木の橋桁は霜で白く、空を見上げると穂高連峰は雪に覆われている
新型コロナで外出の自粛が続いていましたが久しぶりに相棒と一泊二日で温泉と上高地にハイキングを楽しんで来ました。今回新型コロナで経済的に低迷した観光事業を支援する「GoToトラベル」キャンペーン期間中に団体旅行の「クラブツーリズム」で、新幹線と特急「ワイドビューひだ」を乗り継ぎ、現地ではバス(2席で一人)の移動です。 一日目は新穂高ロープウェイで新穂高口駅にそして展望台(2156m)からのパノラマを‥‥しかしガスが掛って雲の中、何も見えません。そのままロープウェイで下山、高い乗車賃です。でもツアーだから仕方ありません。 その後バスで移動、奥飛騨温泉郷(穂高荘・山のホテル)に泊まります。此処の館外大露天風呂は全長33mの世界で最も短い鉄道・スロープカーで河原まで降りると混浴の大野天風呂(山峡槍の湯)があります。広々とした絶景の露天風呂は奥飛騨の山々に囲まれ、自然と融合した開放感があります。
二日目はバスで上高地に移動3時間の滞在です。大正池でほとんどの方は降りられました。残りの私たち4人は上高地バスターミナル(集合地)まで乗車します。
上高地のハイキングには@大正池から河童橋(片道約80分)のコースと A河童橋から明神池(嘉門治次小屋)まで(約90分)です。 井上
靖の小説「氷壁」の舞台となった徳沢までは明神池から、さらに60分余りですのでバスツアーで往復には時間的に不可能です。
今回は相棒とAの明神池往復コースです。
往路は梓川の右岸を歩きました。原生林の中を梓川沿いに歩きます。木道の所もあり足元に注意しながら流れる清流にさかのぼって森の中をゆっくりと景色を楽しみながら歩くのも楽しい。 後半は上り下りの階段もあり時間を取ります。若い人では明神池まで60分余りで歩けるでしょう。
明神橋の手前を左に曲がると明神池・穂高神社奥宮の参道わきに嘉門次小屋がある。
かつて上條嘉門次の住まいだった所で、明治26年(1893)上高地を世界に広く紹介した登山家イギリス人宣教師W・ウェストンの登山ガイドをしたことから有名になりました。現在、山小屋では炭火でじっくり焼かれたイワナの塩焼は有名です。
その奥に穂高神社奥の宮があります。此処の神域に明神池があり拝観料が必要です。一の池と二の池がひょうたん形にあり、湧水で出来た静かな池です。 ↑地図をクリック
地理院地図にリンク 時間が少ないので少し先の梓川に架かる吊り橋・明神橋を渡ります。徳野沢までの中間あたりです。 左岸の橋の近くに明神館があります。休憩も出来、トイレもあります。ここからは左岸を歩き河童橋に戻ります。 広く歩き良い道です、途中お猿さんが悠々と道をこちらに歩いてきます。往路の右岸よりアップダウンも少なく距離も短くて時間的には少し短いです。河童橋は多くの人々で、みやげ物店もあり賑わっています。バスターミナルまでは約10分です。
●参考 バスターミナル〜920m〜河童橋〜4.12q〜明神池〜9.75q〜上高地バスターミナル 上高地滞在時間:3時間20分(8:30〜12:20 後期高齢者)
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