オモイツクママ

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 ◆ 高見山の樹氷 【54】

平成19年1 月9日

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
  高見登山口バス停〜小峠〜大峠〜高見山〜高見杉〜下平野バス停  
 きらめく霧氷・樹氷を観に高見山(室生赤目青山国定公園)に友人と二人で登ってきました。
TAKAMIYAMA000.JPG 高見山は奈良県東吉野村、標高1248.4m、標高差800m、行程約10kmです。
 登山コースは高見登山口バス停 旧伊勢街道 〜小峠〜大峠〜高見山〜高見杉〜下平野バス停と歩きました。
←小 峠

 この日はお正月明け仕事始めの火曜日、天気もまずまず、風も無く2〜3日前には雪も降り絶好の雪中登山と樹氷を期待して出発しました。 時間があれば「かたすみ温泉」に入浴の予定。

高見山 ルート地図

 TAKAMIYAMA001.JPG 近鉄上本町を8時15分発の快速で榛原駅まで、榛原9時20分発のバスはこの日終着の「高見登山口バス停」迄私たち二人の貸し切りでした。 
 10時25分登山開始、杉やヒノキの生い茂る、薄暗い緩やかな登り路。所々石畳の敷かれた旧伊勢街道(紀州街道)を歩く。   

 TAKAMIYAMA002.JPG小峠でおにぎりの昼食、休憩の後11時45分出発、大峠には12時。ここには高見山関の寄進された鳥居が建っており山を背景に記念撮影。見上げると高見山が、中腹から上は雪で真っ白になっている。木の階段を登りくま笹の茂る急坂でアイゼンを装着する事に、アイゼンの効果はさすが、気分的にも楽になる。
 TAKAMIYAMA003.JPG 木の根や木立の間、岩のごろごろした所、足元に注意しながら登る。九十九折になっている急な登りで丁度疲れた頃に見晴らしの良い場所にベンチが4個。一息ついて見渡すと周りの木々は樹氷に、足元には白い米粒のような樹氷のかけらが一面に敷かれている。気温が低く場所によっては雪の上に、強い風に吹き飛ばされ地面や落ち葉の上に、樹木から落ちた氷のかけらを一面に撒いたようである。TAKAMIYAMA004.JPG  

 高見山(1248.9m)山頂には1時50分到着、此処には高角神社が祀ってあり神武天皇の神話に出てくる「やたからす」が祀られている。登山の無事を祈ってから記念撮影。少し降った所のブナ林の樹氷は最高に美しい。TAKAMIYAMA007.JPG写真撮影に夢中になる。強く吹き付ける北風にあおられて付着した雪が一方向にえびの尻尾のようになっている樹氷、白く満開の桜が咲いているような樹木、北側には曽爾高原、南側遠くには台高山系、大峰山系(大普賢岳、山上ヶ岳、大天井岳)の諸峰 が・・・・・快晴であればもっと素晴らしい事でしょう。
   
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 TAKAMIYAMA008.JPG 此処までにすれ違った人が二人、大型の三脚にカメラを据えて、雲の間から日が差すのを待っている人が一人、車でこられた人でしょうか。土、日の臨時バスには同時刻十数台のバスが発車、登山ツアーバスも押し寄せるといわれています。   
 樹氷の自然林のアーチをくぐりながら尾根伝いの道を下山開始。笛吹岩、此処からの眺望もまた素晴らしい。揺岩も過ぎ、神武天皇が大和を眺めたといわれる国見岩を通り、平野分岐に3時15分。 更に長い下り坂を高見杉(樹齢700年)過ぎた辺りでアイゼンを外す。途中薄暗くなった山道を「高見平野バス停」に急ぐ、4時45分到着。疲れを癒そうと思っていた「たかすみ温泉」は本日休業。 

 5時10分発の榛原行きバスは乗客私たち二人、運転手さんは行きと同じ方、榛原近くで数人の乗客のみでした。 準急で7時59分上本町着。素晴らしい樹氷と景色、写真撮影に時間を忘れ、ゆっくりとした行程でした。  ご苦労様でした・・・・・
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