平成19年10月2日 |
〇 奈良・仏隆寺の彼岸花を見てきました |
仏隆寺は春の桜と秋の真っ赤に染まる彼岸花(曼珠沙華)が有名なお寺で、室生寺の南門といわれ大和ではお勧めの「かくれ古寺」である。 青空に 燃え立つ色の 彼岸花 秋の訪れ まじかに見ゆる 大阪、京都、名古屋から近鉄線で1〜2時間程度で便利は良い。 近鉄大阪線榛原駅からは高井バス停まで10分であるが一日5本程度しかバス便がない。交通の便利が悪く後から後からタクシー(約2,210円)に追い抜かれる。バス停からは徒歩30分の散策で仏隆寺に至る。 この時期は門前の斜面に真っ赤な彼岸花が一面に咲いていて、ウイークディにもかかわらず写真愛好家がマイカーで訪れ、大勢の人でいっぱいである。茅葺きの地蔵堂の在る所から山門に至る石段の両側には真っ赤な彼岸花に敷き詰められている。
100円の志納金を払い境内に入ると白や黄色の彼岸花が迎えてくれる。縁台で抹茶をいただき暫し休憩。 境内に 深紅に燃ゆる 曼珠沙華 咲き乱れるは 此岸と彼岸 この後、赤く咲き乱れる彼岸花に見送られ、途中水車小屋を左に見ながら更に奥の山道に入る。ここから歩く人は少ない。室生古道と呼ばれる狭い石畳が引いてある急なのぼり道が続き、うす暗い木立の中を汗だくになりながら歩く。 ちょうど疲れた頃に前方から涼しい風が吹いてくる……唐戸峠である。休憩場所もあり、ここで持参のおにぎりで昼食にする。緑なす木立に囲まれ、岩に腰掛け食べるおにぎりの味はまた格別である。ここからは広く明るい砂利道の林道が室生の里に続いている。歩行距離 7.3km 約2時間程度のハイキングである。 室生寺(真言密教の寺)の前はちょっとした門前町をなし休憩所、みやげ物店、旅館が立ち並び観光バスでの参拝者で賑わっている。平成10年の台風で倒木により傷んだ国宝の五重塔の修復も済み、鬱蒼とした木立の中にそびえ建っている。 紅葉の時期も素晴らしい所である。室生寺は女人高野と呼ばれ、女人禁制だった高野山に対し昔から女性の参拝が許され賑わってきた。 室生口大野駅までは東海自然歩道を歩いて2時間程度である。 関連ページ→ 室生寺・大野寺(116)
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