思い出のスキー列車の旅・・・・写真はフィルム写真です。
海外スキー3回目でスイスに初めて行った時のことである。
初めての土地で夜間に列車の乗り継ぎは心細いものがある。
鉄道の旅が好きな人がいるのでバスでの移動には今回は敬遠して鉄道にしました。
しかし飛行機は時として何が起こるかわからない。これ以後の海外でのスキー旅行も何回もアクシデントに見舞われました。
この日は友人3人とスキーに、英語がまったく話せないシニア世代である。自分は海外旅行の為に、この歳になって国家試験の総合旅行業務取扱管理者の資格を取るにはとったが英会話には弱い。しかし皆さんは自分を頼りにしている。
今回のスキーは大阪から日本航空(JAL)で羽田空港経由して成田空港からスイス航空(SWR)でチューリッヒ(Zurich)にそしてスイス鉄道(SSB)でベルン(Bern)
駅乗り継ぎインターラーケン・オスト(Inter laken
Ost)に向かう。ここで登山鉄道ベルナーオーバーランド鉄道(BOB)に乗り換えグリンデルワルト(Grindelwald)に向かう。
珍しくは無いが、今回も空港到着の飛行機が予定より遅れた。乗り継ぎの為に空港からチューリッヒ空港駅の地下ホーム迄は遠くないが急ぐ、しかしスキーの板と大きな荷物は重たい。
チューリッヒ空港駅で18時42分発の列車に間にあったが大勢の人で車内は混雑している。居合わせた人に拙い英語で確認する。列車は暗い闇の中を走る、ポツポツと窓の外に明かりが見えるだけである。1時間33分の乗車である、乗り継ぐベルン駅で下りるのに間違ってはならない。到着時間は調べてある。ベルン駅が近づくと隣の人が親切に教えてくれた。
ベルンは国際列車の路線が集まる大きな駅でホームもたくさんある。
乗り換え時間は10分位、乗り継ぎ列車のホームを探すのに大きな荷物を持って大変である。2〜3回人に聞いてやっと発車時間に間にあった。ベルンからインターラーケンオストまでは55分です。
列車の横に書かれたSBB
CFF
FFSという表示の文字はスイス4公用語の内、独、仏、伊語の略称です。他にロマンシュ語も使われています。
次はインターラーケン・オスト駅での登山電車(BOB)に乗換である。ここはユングフラウ地区の玄関口である。暗闇の中、薄くらい照明に照らされた駅にはホームは無く、人々がレールの上をそれぞれの列車に急いでいる。ここでの乗り換え時間は10分と無い。
「To Grindelwald」何回か急ぐ人に尋ねる。停車している一編成の列車がある。この車両の前部がラウターブルンネン行き、後部の車両がグリンデルワルド行きという。途中の駅で切り離される。
どちらが前部で進行方向は・・・・。よく見ると列車の横に行き先表示板のプレートが有り、そこに行く先が書かれていた。やっと目的の車両に乗りやれやれである。
すると日本語が聞えてきた。二人ずれの若い女性で同じグリンデルワルトに行くと言う。ホッとした、列車は何の前触れも無く暗闇の中を静かに発車した。
終着のグリンデルワルト駅までは30分足らずで22時過ぎに到着した。暗闇の窓の外には多くの人々が、その中に迎えの現地駐在員が掲示板を手に掲げている。降りると迎えの小型車が、スキーや荷物を載せて下さいという、我々4人は乗せてくれない。
駐在員と暗闇の中をレール伝いに何処ともわからない所を数分歩くとホテルに着いた。
折角の列車の列車の旅も夜間で、おまけに時間に追われて写真撮影どころではなかった。しかし帰りには乗換駅ではゆっくりと楽しめました。
明日から思い切りアイガーの麓をスキーで滑るぞ・・・・