朝起きると窓から見る外の屋根瓦が真っ白である。大阪市内で雪が積もるのは珍しい、今シーズン初めてではないか。早速雪の大阪城公園に散策に行く。金色に輝く天守閣、屋根には白い雪がつもり堂々と聳え立つ。
9時前に駅を降りて外に出ると雪がはらはらと舞っている、朝早くから積もった雪は道路も真っ白である。受験生だろうか大勢の学生が急ぎ足で歩いて行く。
大阪府庁の前を大阪城正面の大手門から入った所に重要文化財の多聞櫓と巨石が迎える。
最初に春は桜の綺麗な西の丸庭園(200円)に入る。雪の上の残る足跡は自分が最初か、白い雪を踏みしめながら歩く、西外堀に面して建つ重要文化財の乾櫓、千貫櫓そして焔硝蔵(火薬庫)。庭園内の大阪迎賓館は真っ白い雪の中、ここからの金色に輝く天守閣の眺めは美しい。
その後、内堀に架かる橋を渡り桜門(重要文化財)を入ると場内一の巨石(蛸石)が眼を惹く。続く本丸から仰ぐ天守閣(登録文化財)は圧巻であ る、すでに朝早くから大勢の外国からの観光客が訪れていた。
子供が数人雪投げをしているのをビデオ撮影をしている、聞くと北京の放送局が子供番組の収録中とか。大勢のスタッフに囲まれて楽しそうに雪投げをしている。
次に内堀の東側にある雪の梅林に赴く、ここは多くのカメラマンが大きな三脚を立てて撮影に余念が無い。そびえる天守閣がはらはらと舞い散る雪で霞む、小止みになるのを待っているのでしょうか。
梅の枝には雪が積もり白い花が咲いているようである。
「この地図は、国土地理院電子地形図(タイル)(大阪城)をリンクしたものである」
二の丸にある豊国神社に参拝の後は玉造口から出て雪の降る森林公園を散策、11時前に家路につく。
(豊国神社境内に観光ボランティアの事務所がある、10時から無料で場内を案内してくれます。一人でも可、外国語にも対応との事。またパンフレット類も用意されています)