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◆  御手洗渓谷 【14】

2002年11月12日
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
 ● みたらい渓谷遊歩道 天川村川合〜みたらいの滝〜洞川温泉
 秋の紅葉は奈良県天川村の御手洗(みたらい)渓谷にハイキング。この渓谷遊歩道は天川村川合〜みたらいの滝〜洞川(どろがわ)温泉まで約7.4kmです。
 天川村を流れる「天の川」をさかのぼると川迫川と合流する。ここから上流を「山上川」と名を変え、大嶺山系を源流とする。これより4kmあまりの渓谷は巨岩と清流、滝がおりなす景観は見事なハイキングコースです。

 以前からハイキングをしたい所の一つでしたが、山間道路で道が悪いイメージがあり躊躇していました。そこでバス利用の旅行は避けて自動車で行くことにしました。
 電車では近鉄南大阪線 阿部野橋駅から特急で1時間下市口駅、そして奈良交通バスで1時間あまりの乗車で天川村川合です。

 走ってみると案外道路事情は良く国道309号線とは思えないほど狭いところも一部ありましたが、概して良行でした。 
 大阪から国道309号線を松原、富田林を経由、左に二上山、葛城山そして右手に金剛山と金剛山脈の連なりを見ながら走る。その間を昔難所だった水越峠の地下に掘られた水越トンネルを通過、下市口までは快適な道でした。

 下市口からはバスか自動車での山間道路になり、約50分くらいで天川川合に着きます。 昔と違って難所だった峠は広橋トンネル、新笠木トンネル、新川合トンネルと快適な道路になっていました。
 天川川合には11時30分頃に到着。 バス停前の総合案内所でみたらい渓谷の案内地図を頂く。みたらい渓谷駐車場は前方三叉路、この村唯一の信号機を右に100m程先を左に橋を渡ったところに天川村役場の駐車場が有り無料との事でした。ここでバス時刻表をいただきハイキングに出発。

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 ここから天の川沿いに近畿自然歩道を20分くらい歩いたところで左に赤い橋(弁天渕橋)、前方にみたらい渓谷遊歩道入口ゲートが。残念ながら今回は工事中で進めず橋を渡って対岸を歩く事に。MITARAI000.JPG

 此処は川合からの309号線で少し歩くと今度は右手に関電吊り橋があります。 普通は通行出来ないそうですが解放されて渡れました。元の遊歩道に戻り、みたらいの滝まで約1時間の歩き易い道でした。

 いよいよ「みたらい渓谷」、天の川が合流する渓谷入り口は吊り橋がかかり、川の水はエメラルドグリーン美しい流れを見ながら渓谷に入っていく。この場所から見る紅葉とその背後の大きな岩盤、そして吊り橋とのバランスは絶妙。最高のビューポイントからの「みたらいの滝」を望むことが出来る。素晴らしいとの一言に尽きる。
 
 此処からは山上川左岸の急な登りを紅葉と奇岩、美しい水の流れを愛でながら40分ほど歩くと遊歩道ゲートがあり、MITARAI002.JPG 観音峰山登山口のバス停。(往復2時間30分で観音峯展望台)  此処までで、疲れたらバスで戻る事も出来ます(但しバスの便が少ない)。
 次に自動車道を5分ほど歩くと再び右手に遊歩道のゲートが。MITARAI003.JPG 今回はこの遊歩道が工事中で通行止め、橋を渡って右岸の舗装道路を歩きました。 
 およそ50分ほど歩くと、右手左岸に洞川温泉センター、駐車場を見ながら更に少し歩くと洞川温泉バス停である、バスの時刻表を確認。

 此処からは歩いて6分ほどで大峰山龍泉寺がある。 MITARAI004.JPG 境内には役行者が発見した水行の為の湧水の行場があり、八大龍王尊がまつられている。毎年大峰山の戸開式、戸閉式がここで行われるという。 又たたくと重くなり、なでると軽くなると言われる丸い石があり、ためしてみましたが.....。 
 ここで一泊して洞川自然研究路(約10km)を巡る事が出来ます。温泉と旅館がたくさん並んでいました。 私たちは洞川温泉3時55分発のバスに、乗車時間14分で天川川合まで戻り、4時20分頃には村役場駐車場を後にしました。                           

 関連ページ →観音峯(天川村)【102】
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