秋の奈良を軽登山とハイキングして来ました。
近鉄橿原神宮前駅からスタート、橿原神宮の境内を抜けて畝傍山(199m)に登山。
その後、神武天皇稜から本薬師寺跡の休耕田に植えられたホテイアオイを見に歩き、甘樫の丘までハイキングしました。今回は近鉄各駅で配布されている「テクテクマップ」を参考に歩きました。歩いたコースの距離は約9.1km、画像は国土地理院の地図にもリンクしました。
まず近鉄橿原神宮前駅からスタート。北西に500m歩くと大きな鳥居が有り広大な敷地の橿原神宮です。南神門から入り本殿にお参りします。
後方には畝傍山が聳えています。畝傍山は大和三山の内一番高く標高199mです。
この画像をクリック・地理院地図にリンク
北神門を出て少し歩くと左に畝傍山登山口です。一本道ですが途中標識に従って右に折れます。まっすぐ歩くと畝火山口神社のある集落に下ります。
およそ30分で山頂に立つことができます。歩く人も多く手ぶらで登る人が多く見かけます。
頂上には三角点もあり、耳成山(139m)、香久山(152m)が見えます。
畝火神社は創建不明、畝傍山の山頂に鎮座していましたが1940年橿原神宮拡張工事のときに神宮や北側にある神武天皇陵を見下ろす事は不敬だとのことで政府から遷座を命じられ麓に移転、
畝傍山を背に祀られた。
村民総出で山頂の社を解体し麓まで運んだと言う。その跡に畝火山口神社社殿跡の碑が建っている。
今回は下山の途中から畝火山口神社に歩き、畝傍山麓を神武天皇稜に歩きお参りします。
休憩の後、下山は途中の分岐から標識に従って畝火山口神社のほうに右折します。階段を下りるとまもなく畝火山口神社です。
ここでお参りした後は畝傍山の外周を歩くようにして大師堂を過ぎてから突き当たりを右に直ぐ左に道幅の狭い地道に歩きます。
やがて木々の茂れる中を歩くと突然広い砂利道に出ます。
これが神武天皇稜の参道です、正面の鳥居その向こうに拝殿が有ります。
神武天皇は日本の初代天皇とされており、古事記や日本書記に記載されています。神話の時代も含み実在の人物かどうか見解の分かれるところです。
参拝後、参道を戻ると自動車道に出て斜め前に車道を渡り東に50mで近鉄橿原線・畝傍御陵前駅です。途中樫原考古学研究所付属博物館が有ります。近くですのでぜひ立ち寄りたい所です。(火曜日はお休みでした)
近鉄橿原線を渡る為に地下道に下り、改札口の前を通り更に地上に上がります。エレベーターも併設されています。この駅から本薬師寺跡はまっすぐ東に500mです。右側の休耕田にホテイアオイが一面に咲いています。(2013.9.24 水が干上がり地面が割れていました)
しばし散策、花を観賞します。背後に今歩いてきた畝傍山が見えます。
その後は更に東に歩くと飛鳥川に出ます。ここ橋から1.4kmまっすぐ歩くと香久山登山口で、そこから南下すると甘樫の丘です。
今日のハイキングは香久山を省いて川沿いを1.9km南下、直接甘樫丘に向かいます。(目的は甘樫丘の前の飛鳥川を渡った所にある農産物直売所です)
やがて豊浦、目の前に甘樫丘が見えます。甘樫丘の前にはバス停(平日は1時間に一本の亀バス)が有ります。そして立派な広い管理棟、休憩所も有ります。更に先を歩き運び橋を渡ると広い駐車所の中に農林産物等直売所「あすか夢の楽市」が有ります。ここが最終目的地でお買物をどっさり、再び休憩所に戻ります。橿原神宮前駅まで歩けば2kmですが目の前のバスに誘惑されて待ちます。バスを待つより歩くほうが早いでしょう。
バスの到着時間3時39分まで時間があるので相棒を一人置いて展望台まで上がります。写真を撮って往復30分足らずで下りてきました。