京都・銀閣寺側から大文字の火床そして大文字山(465.4m)に5歳の孫と二人で登山を楽しんできました。
コースは銀閣寺道〜大文字山〜七福思案処〜南禅寺〜インクライン〜蹴上(けあげ)にハイキング。交通の便利も良く登山道は「京都一周トレール」の一部で良く整備されていて安心して歩けます。また大文字山は京都、夏の風物詩「五山の送り火」で有名な山で、ここからの京都の眺めは絶景です。
銀閣寺通りに至るまでの途中、哲学の道にはピンク色の桜の花が綺麗に咲いています。外国からの人々も日本の春を楽しんでいました。
下山は南側、南禅寺からインクラインの桜を楽しんでから蹴上駅に出ました。
銀閣寺通りに入ると両側はお土産を売る店で賑わっています。孫は試食の生八ッ橋を勧められるままに「美味しいね」と言いながら食べています。
銀閣寺(慈照寺)(世界遺産)には入らず山門前を左に歩くと観光客が少なくなりました。登山道に歩く人は春休みで親子連れ、娘さんのグループ、外国人の方々が結構います。
まもなく右に小さな橋(標識もある)が有り、
やがて細い急な階段状の登りになります。
途中の分岐点で人々は道なりにまっすぐに歩くか、左に歩くか迷っています。まっすぐ歩くと大の字の左払いの下に、左に歩くと広い階段の道が続きます。自分たちはこちらに歩きます。頭上には資材運搬用のワイヤーが横切って張られています。
登山道を40分ほど歩くと大の字の中心の交点に到着しました。弘法大師を祀った大師堂が有ります。その目前には京都市街が広がっています。お天気が良いので御所、京都大学、京都工繊が手に取るように見渡せます。多くの人がそれぞれに休憩しています。
ここで再び銀閣寺側に戻る人、さらに大文字山山頂に歩く人と別れます。
孫も山頂を目指すと言うので足を進めます。大の字の上に向かって急な細い階段がありますが、今回は大の字の右上から取り付きました。ここから道は急に狭くなり急峻な道になり岩を掴みながら登ります。崖のところはロープも張って有り、つかまりながらそれでも元気に登っています。少し危ないかなと思ったのですが・・・・元気に面白いと言います。
誰もいない山中で歩きながら「お昼ご飯はまだか!」と大声で怒鳴っています、自分は小さい声で「まぁだだよ」と言うと再び・・・・。 突然ハイカーが前方から下りて来ました「もう直ぐですよ」・・・・。
「じっちゃん上の方まで聞えてんの」と小さい声で聞いてきます。
大師堂から歩き始めて25分で山頂です、
ここでも多くの人々がベンチに座ってそれぞれお弁当を食べています。山頂に設置してある国土地理院の三等三角点で記念撮影してから京都の町を見下ろしながらゆっくりとお昼ご飯にします。
昼食のあとは元に戻るか孫の事を考えて先に進むか迷いました。これからは下り道であるが前方の蹴上方面に進むと歩行距離が長くなります。本人は至って元気でまだまだ歩くと言います。
先に進むことにしました、
ちょうど男女4人のシニアグループが蹴上方面に下山するとの事で一緒に後を歩く事にしました。大人の足は早くそれでも付いて行きます、石の多いところ段差のあるところ、木の根っこが張った下り道では遅れをとります。グループのメンバーは時々立ち止まって待ってくれています。よく歩くねと感心しておられました。
55分歩いて六差路の七福思案処で(どちらに歩こうかと少し迷ったが)、
日向(ひむかい)大神宮から蹴上に向かうシニア組とは別れて自分たちは南禅寺奥の院に歩くことにした。疎水・哲学の道コースの一部で沢道になっている。
やがて小さな滝、奥の院駒ケ滝がある。南禅寺からここ奥の院までは歩いてくる人は少ない。やがて最勝院から水路閣(琵琶湖疏水の水道橋)に出ると艶やかな桜の花がもう咲いていて大勢の人が散策している。
南禅寺の境内に桜を楽しみながら歌舞伎で「絶景かな絶景かな……」と石川五右衛門の名台詞で有名な重文の三門を出ると参道が三条通り(旧東海道)に続く。
ここ陸橋の上からインクライン(船溜りから船溜りに台車に船を乗せて運ぶケーブルカー・・・・・昭和初期に廃止になった)を見下ろすと見事な桜並木である。
京阪三条駅に歩くのは止めて、地下鉄蹴上駅に歩く事にして琵琶湖疏水記念館を見学してからインクラインを歩く。
大勢の人に混ざって散策、孫が二人の着物姿のお姉さんをナンパ?(さすがじっちゃんの孫)早速、フォーカスする。
疲れ知らずでスキップを踏んで歩いている。
蹴上駅から地下鉄で京阪三条駅に出ると、大阪方面のホームは人で満員である。