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 等持院〜龍安寺 紅葉
     ハイキング【251】


ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
● 京都の等持院(Toji-in)から石庭で有名な龍安寺(Ryoanji)に (2017.11. 28)

 今年最後の紅葉は京都の等持院から石庭で有名な龍安寺に歩いてきました。
 寒い日が続き冬の訪れが早く感じられる今年は紅葉のも見ごろも速く過ぎ去っていくのでしょうか。少し心配しながら京都を訪れました。しかし今日(11月28日)は晴れ渡った暖かな日和です。
 梅田から阪急の西院、そして京福電気鉄道で帷子の辻で乗り換えて1時間25分で等持院駅です。

 等持院は1341年足利尊氏が天龍寺の夢窓国師を開山に迎えて、ここ衣笠山の麓に創建されたお寺で足利15代、230年の歴史を持つお寺です。今の立命館大学衣笠キャンパスの南に位置します。
 
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 駅から10分お寺の参道ではやはり紅葉終わりに近づき、人の姿もまばらです。拝観料(300円)を払い等持院山門をくぐると庭園の紅葉も控えめに落ち着いた雰囲気である。夢窓国師の作と言われている庭園の池の中には大きな苔むした石が、周りの紅葉と相まって幽玄な景色が心にしみます。また小高い所の草木に囲まれて茶室がひっそりと佇み幽玄の世界をかもし出しています。
 ただ残念なことには本堂は修復中で素屋根がかけられて雰囲気がなじめません。
 
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003.JPG 等持院を拝観の後、近くの龍安寺を訪ねることにしました。
 ここから15分程です。しかしもう昼ですその前にお昼ごはん、龍安寺前の細い道を入った所の和食・竹林の里で昼食にします。やはり京都となれば湯豆腐が有名で、自分は先週は清水で湯豆腐のコースを食べたので今日は湯葉料理を注文。

 昼食後は龍安寺に向かいます。山門を通り境内に入ると見事な紅葉が眼に飛び込んで来ました。大勢の人々に、混ざって海外の人々も楽しんでいます。山門を入ると拝観受付がありここで500円の拝観料を払いますが広い境内は無料のようで寺務所のある庫裡から方丈の前庭の枯山水庭園を鑑賞するのに有料のようです。

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 この石庭は余りにも有名で禅の極致を表現した永遠に新しい庭と言われている。しかし観光者が多く静かに心眼を開き自問自答するどころではない。

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 ここを訪れたのは何十年ぶりだろうか、今の自分には石庭だけの印象しか残っていなかった。改めて石庭鑑賞の後は境内の鏡容池の周りを歩く、人混みを離れてほっとする。赤、黄、褐色にそれぞれ染められた木の葉が眼に鮮やかに映る。赤く熟れた柿の実が池の面に映り、秋ももう終わりを告げている。

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 今年最後の紅葉を心の中に留めて龍安寺を後にする。帰りは龍安寺前から市バス59番で河原町今出川バス停から歩いて始発駅の京阪出町柳駅から乗車、特急で大阪に戻る。
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