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◆水呑地蔵尊・生駒山麓
       ハイキング【253】

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
● 瓢箪山駅(近鉄奈良線)〜客坊谷コース〜らくらく登山道〜鳴川峠〜府民の森管理道〜十三峠〜水呑地蔵院〜玉祖神社〜民俗資料館〜服部川駅(近鉄信貴線)(2018. 3. 13)

 生駒山麓にある生駒縦走歩道の一部を歩いてきました。コースは多く選択には迷うが標識が整備されていて危険な個所も少なく見晴らしの良い展望所や休憩用のベンチたくさんあります。春はまだ早いが好天気に恵まれたこの日、ハイキングコースを楽しんで来ました。
 この生駒縦走歩道(約40q)は大阪府が整備した自然歩道の一つで他にダイヤモンドトレール(約45q)、近畿自然歩道、東海自然歩道などがある。登山口や下山道がたくさんあり、好きなコースを歩けます。
9時37分
 大阪から瓢箪山駅(近鉄奈良線)で下車、鳴川峠から十三峠への生駒縦走コースの一部のハイキングです。 最初に東大阪市の郷土博物館を目指します。 駅から南に商店街を100mほど歩くと左に少し入った瓢箪山稲荷神社に歩く。このコースは「客坊谷コース」でなるかわ園地に至る。
 稲荷神社に歩かずにそのまま直進、さらに100mほど先で左に曲がると、「なるかわ谷コース」でまっすぐ東に生駒山系の尾根筋、鳴川峠にでる。
 
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 稲荷神社にお参りをして境内の横をさらに東に舗装された緩やかな登り道を直進する。道の突き当りを東大阪市郷土博物館の標識に従って左に道なりに歩くと道路沿いにある。ここまでは舗装された道です。しかし残念にも今日は展示品の入れ替えでお休みである。

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 (ここから南に町の中を歩くと「客坊谷コース」と並行している「なるかわ谷コース」に歩くには町の中を迷路のように曲がるがほぼ南を目指せばよい)
 
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004.JPG さらに先に進むとやがて雑木林の登山道に入る。急な登り坂で久しぶりのハイキング、この「客坊谷コース」を「らくらく登山道」と交差する所まで歩く。
 やがて「らくらく登山道」の客坊大橋に着いた。「生駒縦走コース」の鳴川峠までは中ほどである。
 

  「らくらく登山道」は広い舗装された緩やかな自動車道(一般車は通行不可)で北方向に生駒山系の稜線を並行に見晴らし広場から神津嶽ふれあい広場までほぼ生駒縦走歩道と平行している。
 その先も舗装された管理道で国道308号線に出会い暗峠に続く。その後生駒縦走歩道と合流して額田園地、くさか園地、むろいけ園地と府民の森管理道が続く。

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006.JPG  客坊大橋からゆるやかな下りの「らくらく登山道」を1km歩くと赤いトンネルが見える。このトンネルを出ると車止めのゲートがあり「なるかわ谷コース」と交差する。その先、更にゲートを入り、先に進むとインフォメーション広場で「らくらく登山道」の起点となる。
 
10時47分
007.JPG 赤く塗られたトンネルを抜けると「らくらく登山道」と分れて左に鳴川峠へと「なるかわ谷コース」に足を進める。少し先の道沿い左に不動妙王、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、薬師如来、大日如来……の石仏が並んでいる。 

 008.JPG 更に緩やかな登りを20分も歩くとあずま屋・水車小屋跡がある。左はぼくらの広場への道である。右に少し回り込み荒れた登山道を更に約20分程直進すると舗装された府民の森管理道に出た、ベンチもある。この道を渡ると登山道は急な階段でもう少し登ると鳴川峠である。十三峠に歩くにはこの生駒縦走路を南に歩くと鐘の鳴る丘・展望台、そして十三塚にとスカイラインとほぼ並行している。本当は生駒縦走路の方が楽しい。

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010.JPG - 80,528BYTES しかし鳴川峠まで歩かず並行している管理道を右に歩く。やがて水を満々とたたえた六万寺池である。ここで鯉に餌をやっているハイカーと出会った。
 池の向こうを見やると稜線上に樹々の間から建物が見える。小さなトンネルを抜け少し先を左に大きく曲がると野外活動センターで、そのまま稜線上に歩ける。

 ここも直進する、谷あいにかかる長い橋を渡り、管理道のゲートを出ると一般自動車道に出た。左歩くと十三峠、十三塚がある。十三峠は河内と龍田を結ぶ旧街道で平安時代の歌人、在原業平が恋人のもとに足げく通った(伊勢物語)と言われ、業平道とも呼ばれている。 

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13時10分
 012.JPG右にそのまま自動車道を歩いて水呑地蔵院にお参りする。本尊は地蔵菩薩で本堂の横の小さな祠には弘法水と呼ばれる清水が湧き出ている。
 弘法大師が大阪から奈良に急な坂を登って十三峠を越える旅人の為に祈願して得た霊水と言われる。登山や、ハイキングで疲れた体に冷たい天然水はまたとなく美味しい。
 生駒山麓には湧水が多く、山の中で疲れた体に冷たい湧水をよく飲むが、最近はどこも生水は飲まないようにと注意書きがある。  
 水呑地蔵尊の本堂は高台にあり休憩用のテラスから大阪平野を一望できる。

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 水呑地蔵院からの下山道は急な細い下り坂がしばらく続く、旧街道沿で赤い前掛けをしたお地蔵さんが所々に安置されている。 

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 015.JPG 途中、玉祖神社(たまおやじんじゃ)にお参り、ここは八尾市神立(河内の国)にある神社で創建は710年(和銅3年)、主祭神は天明玉命(櫛明玉命)とある。帰りの参道の途中左には大阪府の天然記念物に指定されている大きなクスノキが生えている。
 服部川駅(近鉄信貴線)に歩く途中民俗資料館に立ち寄る。おや、ここも閉まっている残念である。 


14時30分(服部川駅)
 ここから服部川駅(近鉄信貴線)は近く、この路線の服部川駅は河内山本駅と信貴山口駅(高安山までの近鉄西信貴ケーブルに接続)の間を往復する単線で、中間にはこの服部川駅だけである。終点、河内山本駅で近鉄大阪線に乗り換え大阪上本町駅に戻る。
 ●参 考 瓢箪山駅〜2.03q〜客坊谷大橋〜1.06q〜赤いトンネル〜0.67〜東屋〜0.43q〜管理道〜1.06q〜             六万寺池〜2.12q〜十三峠〜0.78q〜水飲み地蔵〜3.2q〜服部川駅  合計11.35q
 
  関連ページ→
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