岩湧山は大阪府の南部、和歌山県境に接し河内長野市に属します。山頂は登山道・ダイヤモンドトレールが通り、秋は一面にススキが広がり、見晴らしが良い。
しかし此処は交通の便が悪いので久しぶりに自家用車で・・・・岩湧の森、岩湧山駐車場(P2)に車を置く。
岩湧山、山麓の岩湧寺はベゴニアの花が綺麗だと聞いたので早速ハイキングに出かけました。 古の道を30分あまり歩き、ぎょうじゃの滝を左に見ながらゆるやかな登り道をログハウスの四季彩館まで散策。 此処でマップや9月の花のガイドのパンフレットを戴き、近くの岩湧寺に参拝。境内にはシュウカイドウの花が綺麗に咲き誇っていました。この寺は役小角の開祖で、文武天皇の勅願寺だったそうです。多宝塔は国の重要文化財に指定。寺の周辺の老杉林は大阪みどりの100選に選ばれています。
此処からは岩湧山(897.7m)の山頂を目指し登山道が整備、ルートは直登に近い階段の多い「きゅうさかの道」(健脚向き)。ここを避けて自然林の中を比較的緩やかな、ハイキングコース「いわわきの道」を歩く。
●クリックすると国土地理院地図にリンクします
参考:歩行距離:7.35km
途中にある展望デッキで昼食、遠くPLの塔が見渡され、風通しもよくここでしばし休憩。 中高年のハイカーが多く、特に年配女性のグループが ! 賑やかにおしゃべりをしながら登っていく。
登りきって尾根筋に出るとダイヤモンドトレール
。ここからは緩やかな木漏れ日の射す杉や桧の林の中を西に40分程稜線を歩くと、先ほどの「きゅうさかの道」と合流する。数人の登山者やハイカーが休憩している。更に15分程で岩湧山の頂上。山頂付近は視界を妨げる樹木がなく四方の眺めもよい、草原にはススキが一面に。素晴らしく綺麗である。ここにはもう秋の気配が感じられました。
岩湧山は比較的低い山ですが花や植物の種類が多く、萩やヤマゴボウの実、ミズヒキ、おとこえし(男郎花)、ツルニンジン、栗の実、ツルリンドウ等。 キノコも沢山見られ、キノコ鍋に!(2〜3日前新聞に毒にあたったとの記事、採取は止めておく)
家内に花のレクチャーを受けながら写真に夢中になっていると疲れも忘れ時間が経ってしまう。下山は別のルートの尾根筋、「みはらしの道」を森林浴に浸りながら1時間半あまりで駐車場に到着しました。
★自動車でのルート 大阪〜松原市国道309号〜新家国道170号〜上原町国道371号 青葉台から加賀田川沿いに南下。
●四季彩館 園内案内書 兼
休憩所 月曜休館 公衆電話、トイレ有り。 岩湧の森の管理人兼自然解説員が常駐しています。
●ダイヤモンドトレール(通称ダイトレ)
金剛葛城山系(大阪府)の稜線を縦走する自然歩道のことで北は奈良県香芝市の屯鶴峯(どんつるぼう)から、南は大阪府和泉市の槇尾山に至る全長45kmの縦走路です。
屯鶴峯→二上山(515m)→葛城山(959m)→水越峠→金剛山(1125m)→紀見峠→岩湧山(898m)→槇尾山 (485m)
(槇尾山 施福寺は西国三十三所観音霊場第四番札所)
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