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 ◆ 神戸 鉢伏山 【46)】


ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
 ● 神戸の裏山ハイキング
 
 午前10時40分山陽電鉄 須磨浦公園駅に着く。HATI001.JPG
ここは六甲全山縦走路約56kmの起点である。
  観光用のロープウエーが整備中との事で運用していない。ロープウエー沿いの階段状の道を歩く。これが延々と続くのである。やっとのことで頂上駅に、此処からのカーレーター、リフトも運休中。横目で見ながら鉢伏山頂(260m)に。ここは須磨浦山上遊園になってベンチもあり少し早いが昼食にする。 
 次に「森林浴コース」と名づけられたコナラ・ヤマハゼ・ウバメガシ(ブナ科)のトンネルが続く中を40分ほど歩くと 昔の播磨の国と攝津の国の国境である旗振山(253m)に。須磨の海岸が綺麗に見渡せる。淡路島には淡路海峡大橋が青い海を二分しているのが手にとるように見える。
 「淡路島 かよふ千鳥のなく声に 幾夜ねざめぬ須磨の関守」

神戸・鉢伏山 地図 旗振り山の由来は江戸時代、大阪堂島での米相場を産地の岡山、加古川に伝達する中継点で大きな旗を振って知らせた事からこの名が付いたそうです。今は大きな鉄塔が建っていてパラポラアンテナが、昔の旗振り中継所の変わりか! ここに旗振茶屋が「源平うどん」?「義経おでん」?、もちろんアルコール類もメニューにある。
 更に尾根筋を20分ほど歩くと鉄拐山(234m)に。 見晴らしがまったく無く三等三角点が広場のまん中に。白い塗料が剥げかかった古い道標には「左 高倉山(六甲全山縦走路) ここは鉄拐山頂234m」とある。 道標の横には壊れかけたベンチがぽつんと。
      
 HATI002.JPG 道標に従い次におらが山(高倉山)に向かう。道は緩やかなくだりで15分くらい歩くと新しい展望台。ひよこ登山会の名簿が張ってあり、毎日登山の会員印が押してある。 近くにはコンクリート製のおらが茶屋がある。営業は土、日、祝日のみとある。 全体に良く整備されている。                                
 正面を見ると栂尾山、横尾山(須磨アルプス)が見える。見下ろすとここからは急なコンクリート製の石段が、そして足元にはビルやマンションが、高倉台団地である。 昔ここには高倉山があり、その山を削って、ポートアイランド、六甲アイランド、神戸空港の埋め立てに使ったのである。 消滅した高倉山の記念碑(全山の土を取る予定でしたが、付近の気候・風土の変化を防ぐため、景観を配慮して今の形をのこしました)が残るのみである。
 両側に手すりの付いたコンクリート製の石段を300段あまり降りると団地である。 六甲全山縦走路はこの団地をまっすぐ横切って向かい側の栂尾山に延々と続く階段を再び標高差140mあまり上ることになる。
HATI003.JPG  

 団地内の真ん中を通る遊歩道をリュックを背負って歩くハイカー。大丸ピ−コックあり、いろいろの垢抜けた店舗が並んでいる。私たちは通りの一軒の喫茶店に入る。ここで妻が腰が少し痛いとの事、先のコースを考えてここでリタイヤする事に。
 すぐ近くにはバス停があり30分ほど休憩して 2時5分発のバスでJR須磨駅まで。 後半の須磨アルプス、東山、板宿は次回に持ち越しとする。

 関連ページ→須磨アルプス【194】

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