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竹之内街道
 ◆ 近つ飛鳥・平石城址【73】

 2008年3月11日
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
● 近つ飛鳥風土記の丘 ・ 近つ飛鳥博物館 〜平石城址
〜平石峠(府県境・大阪=奈良)〜竹之内街道 〜近鉄当麻寺駅

 大阪府の河内に「飛鳥」という地名があるのをご存知でしょうか?
飛鳥といえば奈良県の明日香が有名ですが全国にも多くあるそうです。

 古事記には難波(なにわ)から近い河内の飛鳥を「近つ飛鳥」、遠い大和の明日香を「遠つ飛鳥」と記されています。又明日香は万葉集に良く使われ現在は地域の明日香村を指しているようです。
 今回はこの「近つ飛鳥」の古墳を訪ね 近つ飛鳥風土記の丘・近つ飛鳥博物館〜平石城址〜平石峠〜竹之内街道〜近鉄当麻寺駅までハイキングして来ました。
近つ飛鳥博物館 地図
歩行距離:約10.25km  歩行時間:4時間00分  総時間:5時間00分
 近鉄南大阪線阿部野橋から準急で30分「喜志駅」でバスに乗り継ぎ15分「近つ飛鳥風土記の丘」で下車。9時30分に開門、広い無料駐車場もあります。ASUKA000.JPG
 6〜7世紀にかけての南河内一帯には多くの古墳群があり、中でも太子町の丘陵地にある一須賀古墳群。 ここは史跡公園として大阪府が土地を買収して昭和61年に一般公開されました、その古墳102基有る内40基が公開されています。ASUKA001.JPG
 この中に「近つ飛鳥博物館」があり古墳の出土品や模型が展示されています。中央には仁徳稜古ASUKA002.JPG 墳の直径10mに及ぶ模型、重要文化財の三つ塚古墳出土の大きな修羅の展示等、見応えがあります。1時間あまりにわたって見学しました。

 博物館を出てから梅林を散策、さらに遊歩道を歩く。あちらこちらに横穴式石室が点在。ASUKA003.JPG一須賀古墳群の中でも最大級のD-4号墳を見学、ここから階段状の細い道を登ると第一展望台に。
 大阪市内、仁徳稜古墳、PL塔等が一望出来ます。この一帯は文化財のハイキングコースが数多くあり、時間があればゆっくりと楽しめます。

 次に平石城址を目指して第一展望台から40分余ASUKA004.JPG り落ち葉の敷き詰められた自然林の山道を歩く。
 展望の良い道で岩橋山(659m)が正面に、左に二上山、右手に葛城山から金剛山と続く。これから行く平石城の山が左手に見える。ゴルフ場を左手に竹林を過ぎると右手に平石城址への道標。

 丁度12時に平石城址に到着、ここで昼食にする。ここから下って舗装さASUKA006.JPGれた広い道に出ると平石である。平石バス停前を過ぎしばらく歩くと右手に細いASUKA007.JPG道に入る。

 生駒国定公園の標識があり、平石峠に向かって緩やかな登り坂の山道を歩く。道路標識が府道704号線(竹内河南線)とある。ここから軽自動車でも通れないほど細い、「幅員侠小・路傍注意」の標識が。多分この辺りから車は通行出来ないでしょう。 ASUKA008.JPG
ASUKA010.JPG 13時、平石峠(府県境)に到着。左右にクロスして稜線上をダイヤモンドトレールが。左(北)に竹之内峠から二上山に、右(南)に岩橋山から大和葛城山に続く。東に直進すると奈良県側、当麻寺方面である。ここまで誰一人で出会わない。ASUKA009.JPG
 平石峠の直ぐ手前に役行者・不動明王を祀ってある葛城第24経塚、安全を祈ってから岩橋山に登る。急な階段が細い道に続く。 50分あまり登った所で両足に身が入り筋肉痛で足が攣って歩けない。もう少しとだまし続けて歩くが頂上と思われるところで最後の急な階段が続く。ここで涙の撤退、少し休んで元の道を降る。下りは楽である。30分あまASUKA011.JPG りで平石峠に戻る。

 14時30分当麻寺方面に下る。国道166号線に出ると平地で足も楽になる。
 聖徳太子も歩いたという日本最古の官道、竹之内街道を近鉄当麻寺駅に向かう。(タイトル写真)
 15時30分に当麻寺駅に到着。

 ●参考、平石峠からは岩橋山、葛城山と稜線上を良く整備されたダイヤモンドトレール(通称・ダイトレ)が続く。
 後日この道を再チャレンジ、葛城山から岩橋山・平石峠に歩きました。

  関連ページ→ 近つ飛鳥〜平石城址〜竹内街道【211】
            葛城山〜岩橋山〜平石峠【109】
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