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八尾空港・生駒山脈
  ◆八尾空港【76】

平成20年9 月9日(火)
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
 ● 大阪・八尾空港

 大阪府八尾市にある小型機専用の八尾空港を見学に、小型航空機やヘリコプターの離着陸を見学しながら滑走路付近をハイキング。八尾空港ではパイロット養成の為の操縦訓練や遊覧飛行も各社が行っています。

 市営地下鉄セスナ172R谷町線・八尾南駅下車、改札を出て北側(駅裏)に出 ると自転車置き場があり、昭和59年まで空港施設のあった所です。まだ一部格納庫や建物等、空港施設の跡地が残っていました。引込線路に沿って東に歩くとすぐに府道2号線の交差点に出ます。信号を渡ると八尾空港の標識があり、この道は嘗ての空港施設(エプロン)のあった所から現在の滑走路までの誘導路で、この下を府道は交差していました。
 駅から600mほど歩くとA滑走路の西端に、ここから各航空会社の建物が並んでいます。一番奥まで歩くと、左に大阪市消防局、右に航空局の建物があり、管制施設がありフェンスの更にその奥、B滑走路を越えて自衛隊の中部方面航空隊駐屯地があります。

 YAO001.JPG航空局の手前には一般の駐車スペースがあり、固定翼の駐機場が見られます。金網越しなので写真にならず、滑走路の反対側に歩くことにしました。
 八尾空港(RJOY)は第2種空港で、メインのA滑走路は東−西(09/27)に1,490m、B滑走路は北西−南東に(13/31)1,200m、二本の滑走路が交差しています。
 第2種空港とは国が設置し管理する空港で八尾空港は唯一定期便が無い。しかしこれがまた、災害時の迅速な対応を可能にしている重要な空港です。陸上自衛隊、近畿地方整備局、大阪府警察本部、大阪市消防局の各航空隊が常駐しています。又、各航空会社が遊覧飛行、操縦訓練等を行っており多くの小型機が常駐・離着陸しています。

YAO000.JPG

 再び信号まで戻り一つ南の信号を再び東に。ここは八尾南駅の南口を東に来た所です。しばらく町工場の立ち並ぶ細い道を歩くと先ほどの滑走路西端に出ます。
 
 YAO005.JPG ここからはずっとフェンスが貼ってあるが、東にA滑走路がこの西端から東端まで見通せます。滑走路の中間(白いラインが三本横に引いてある)を過ぎた頃に車止めがありカラー舗装の遊歩道になっていて、YAO002.JPG木のベンチが滑走路に向かって2箇所ありました。
 ここに座ってゆっくりと飛行機の離発着を見るのでしょう。滑走路の向う側には軽飛行機が沢山駐機しています。私も天気が良かったのでここで一人お茶の時間にしました。

 ロビンソンR-44この時間、飛行するのはヘリコプターばかり。白い塗装のロビンソンR44(JA001R)が訓練でしょうか滑走路の中間地点でホバリング、ゆっくりと離着陸を繰り返していました。更に東に進むとこのA滑走路(09/27)に対してB滑走路(13/31)が交差しています。YAO003.JPG この滑走路は横風着陸用で通常はあまり使われておらず横風訓練に使われています。丁度この前に自衛隊の駐屯地が見え、ヘリコプターの離発着が行われていました。
  YAO004.JPG するとセスナ172R(JA404D)が誘導路で離陸準備、滑走路27を西の空に向けて離陸していきました。小型機専用の飛行場で迫力ある大型旅客機は見られませんが、のんびりとしたのどかな空港で背後には生駒山脈が聳えています。お天気の良いのどかな一日でした。


● 滑走路番号(09/27)は東西に伸びる滑走路を指す。滑走路「09」は磁方位で090度を指し、
その逆向きの滑走路「27」は270度を指す。それぞれの滑走路の両端に白地で大きく表記されている。
● 八尾空港は40数年前、大阪飛行クラブ(現、大阪航空)でパイロット免許を取る為に、訓練した懐かしい空港です。  当時ののどかな免許修得記 →  パイロット免許(1)
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