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 ◆ 大国見山コース【84】

     

平成20年12月2日

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
  

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 明日は快晴という。急遽、奈良の大国見山を歩くことにする。
朝8時に家を出ると近鉄線天理駅には9時36分到着。駅前の交番で観光案内所を聞くと「今日はお休みです」、しかし天理市の観光パンフレットはここにもあると親切に応対してくれる。詳しく書かれた天理市観光ガイドブック、ウォーキングガイドブックを頂く。ここからは長い天理商店街を通り抜け天理教本部の前を更に東に石上(いそのかみ)神宮にたどり着く。

 石上神宮は日本最古の神宮であって日本書紀に載っているのは伊勢神宮、石上神宮だけと言う。休憩所には近鉄の「てくてくまっぷ」の大国見山コース、山之辺のコース、竜王山コースのマップが置いてある。道中無事を祈ってから桃尾の滝をめざす。

天理 地図
 地図をクリック 地理院地図「天理市」にリンク↑  歩行距離13.86km

O000.JPG  布留川に沿って続く旧道は対岸を旧国道25号線が平行に走る。25号線と合流してから5分も歩くと左に桃尾の滝への標識が目に入る。一車線の急な道を登るとそこに滝がある。駐車場も広く一台の白い乗用車が止まっている。ここには東屋もありしばし休憩をする。

 O001.JPG桃尾の滝は高さ約23m布留川の上流にあり古くからの行場として知られている。古今和歌集にも詠まれていると言う。
 O002.JPG11時20分桃尾の滝を出発、ここからは更に急な山道を歩くことになる。横にロープも張ってある。登りは良いが降りは必要だろう。軍手が必要で足元はザラザラのコンクリートで固めてあるので濡れている時は注意が必要である。両側には磨崖仏や道祖神が草むらの中に立つ。

O003.JPG 大観寺に到着、竜福寺跡の石碑が。紅葉したもみじ、カエデが眼を楽しませてくれる。更に25分ほど歩くと右に大国見山の標識が立つ、これに従ってしばらく歩くと、再び新しい標識が左(北)に岩屋町の標識、直進する。下山はここを北に岩屋町に降りることにする。急な斜面にはロープが張ってある。一面に杉の樹がこの間を縫って木の根のはびこる間を登る。O004.JPGここで一眼レフカメラを下げた下山途中の人と出会う。先程の白い乗用車の人で、元の道を戻るという。頂上に近づくと大きな岩がゴロゴロと、その間を上り詰めると頂上である。12時30分頂上、景色は快晴であるが二上山方面は霞んでいる。

 大O005.JPG国見山(498m)急峻な道を苦労した後、見下ろす景色は素晴らしい。暖かい日差しを受けて天理の街を見下ろしながら、この場所で昼食にする。 下山開始は1時10分張られたロープを頼りに、先程の標識を岩屋町に歩く。ここから降りで楽である。名阪国道が見える。手前に大きな柿の木がO006.JPGオレンジ色の実が鈴なりになっている。渋柿だろう烏も食べないようである。名阪国道をくぐって、舗装された旧道を西に、途中の集落の中に大きな石灯籠が続いて岩屋の磨崖仏が、前には沢山のお供え物がしてある。

O007.JPG 岩屋橋(国道天理東インターチェンジ)で左折、広い天理環状線を歩き東海自然歩道に合流、天理教本部を通って天理駅まで歩く。
 歩行距離約14km 歩行時間約4時間30分、途中で村人と立ち話をしたり写真を撮ったりと休憩を入れて6時間余りとゆっくりした晩秋の一日を楽しみました。
 天理駅(近鉄天理線)を16時10分発、平端行きに乗車。JR桜井線も乗り入れている。

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