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 天王寺美術館【85】

 
平成20年12月 日
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
  大阪・天王寺美術館・東洋陶磁美術館


IMAGE002.JPG ●国宝三井寺展 (平成20年12月掲載)
 大阪市立天王寺美術館で開催されている三井寺展を見に行ってきました。
 智証大師帰朝1150年特別展で多くの国宝、重文が展示されています。密教美術と狩野光信の桃山時代の絵画の至宝を堪能してきました。
 最初は二階の展示室から最初に智証大師の像が目を引く。僧暦、僧籍の展示物、また三井寺だけでなく各地の寺からの関連の秘仏、秘宝が多く展示されていました。
 中程には不動明王立像(白不動尊)が、パンフレットにある不動明王立像(黄不動尊)は一階の展示室に。
 次に一階の展示室、ここは多くの彫刻に圧倒されます。まず入り口の阿弥陀如来坐像、そして恐ろしい形相の不動明王などが立ち並ぶ、その中にケースに入った鎌倉時代の木造、阿弥陀如来立像(三井寺所蔵)に眼を惹かれました。すらりとしたお姿、穏やかな表情、じっと立ち尽くしました。ほっとします。今回が初公開とお聞きしました。

 広重の近江八景(大津市歴史博物館所蔵)、狩野光信の障壁画など眼を楽しませてくれました。光信は狩野永徳の長男で昨年は京都で開かれた狩野永徳展で観賞しました。
 三井寺に直接参詣してもこれだけの秘宝、秘仏を一度に、この様に近くで見ることは出来ません。その後会場を二回ほど廻りました。

 東京、福岡では来年に開催されるそうです。

IMAGE004.JPG  酒器に酔う・・・12月である。お酒を飲む機会が増えてきました。
 大阪市立東洋陶磁美術館で酒器に酔う−東アジアの酒文化と称して企画展が開催されています。
 早速見に行ってきました。酒壷、酒瓶、酒杯、信楽焼の狸が持つ徳利と形も用途もいろいろ、中国、韓国、日本ともまた違った発達をしてきたようです。いつも展示されている焼き物の中にも酒器があります。
 平常展は安宅コレクションの韓国陶磁器、中国陶磁器、そして日本陶磁器などが展示。別に珍しい鼻煙壷のコーナーもありました。

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