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 ◆ 龍 王(竜王)山【95】

平成21年5月26日
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
 ● 桜井駅・柳本〜長岳寺ルート〜龍王山〜崇神ルート〜柳本 


 奈良県南部にある龍王山(585.5m)を登山してきました。龍王山(竜王山) の山頂には大和を代表する山城跡があり、16世紀初めの戦国時代の城主十市遠忠の夢の跡を追ってきました。山頂からは展望もよく奈良盆地や金剛生駒連山が一望できます。
 
 今回は妻と桜井駅から天理を通る国道169号線、柳本バス停で下車。天理市トレイルセンターに寄ってパンフレットを頂きました。
 その後、北側の長岳寺ルート(約3km 急坂)をとって11時に歩き始めました。下山は崇神ルート(約4.5km 緩傾斜)を龍王山古墳群を通り、崇神天皇陵に出ます。RYUUOU003.JPG高度差約500mの登山、途中お地蔵さんに見守られながら、柿の果樹園横を通って山道に入る。ヤマボウシ、ムラサキツユクサ、彼女は次々と見つける。自分ひとりで歩くと眼にも止まらない。U字上になった道、露出した岩盤に足元を注意しながら歩く。岩肌の草むらに真っ赤なヘビイチゴが群生している。食べられるが美味しくないので誰も採らない。

 「なつかしい〜」ばら餅の葉(サンキライ、サルトリイバラ)が茂っている。早速葉っぱの採取、帰ってから、ばら餅(サンキライ餅)を作るという。「アラッ 珍しい」 10cm程のサンショウの苗木を見つける。ぽつんと一本だけ、触ると山椒の強い匂い。ミツバの葉が茂っている。なかなか前に進まない。コース半ばでもうお昼である。ベンチがあったので昼食にする。

竜王山地図

↑地図をクリック 地理院地図「天理市」にリンク
 ここから足を速め、尾根道に出てしばらく歩くと奥の院への道、それを右に見ながら雑木の茂る急坂を直進する。やがて岩盤の急坂を登り詰めると、12時50分舗装された広い林道に出た。登り始めてRYUUOU004.JPG1時間50分、大きな案内板もありトイレもある。

 左に歩くと十市城北城址である。右に進むと十市城南城址でこちらに進む、林道をしばらく歩くと駐車場があり1台,奈良ナンバーの車が止まっている。
 ここからは山道に分け入り、てんぐ岩展望台を過ぎ13時15分頂上に立つ。途中はツツジの花が満開である。女性二人が休憩している、先程の車で来られた人達であった。龍王山山頂(二等三角点585.5m)は見晴らしもよく記念に写真を撮ってもらう。
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 13時35分下山開始、別のルートを歩き柳本龍王社(雨乞いの神様)参拝、先の林道出合いに出る。今回は北城址には行かずに下りは南ルートの道を歩く。

 龍王山古墳群の中を歩くも雑木で覆われていて定かでない。急な階段状の道が続くが後半は緩やかな道になる。白いドクダミの花、アカツメ草、シロツメクサに似ているが葉ッぱの模様が違う。「アラッ こんな所にヤマゴボウ」が数本、秋になると実がなるそうだ。
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 小判草、ぎしぎし、ヒメジョン、そして半夏(マムシ草に似ている)、いつも見逃しているが多くの草花があるものだ。
 山の辺の道を横切り崇神天皇陵のお堀端に出て歩く、稲代畑も玉ねぎ、じゃがいもの収穫、田んぼの横には稲代が整然と植えてある。もう直ぐ田RYUUOU013.JPG植の時期なのでしょう。山頂からは2時間足らずで柳本バス停に到着した。
 サンキライ(サルトリイバラ)はトゲがあります。     
 「山で怖いはサルトリイバラ、里で怖いは人の口 」
  
  関連ページ → 茨木市 竜王山〜摂津峡【209】

          天理市 大神神社・三輪山【99】
 
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