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◆滝畑ダム〜岩湧山〜紀見峠【98】


2009年9月1日(火)
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
   ●  和泉山脈を縦走するダイヤモンドトレール

 000.JPG今日は滝畑ダムバス停を基点に和泉山脈を縦走するダイヤモンドトレール(ダイトレ)の一部岩湧山から紀見峠駅まで歩いてきました。001.JPG滝畑バス停横のダムに架かるつり橋を渡ると直ぐにダイトレ基点の槙尾山施福寺に到る道があります。
 今回はダム湖沿いの村の中を通り新関谷橋を渡ると道路沿いにレストランがあり駐車場横のトイレの端が金剛山方面のダイトレの登り口となっています。009.JPG

 9時55分出発、いきなりつづれ折の急な登りが>続きます。002.JPG 気温が比較的低いのに下着は汗でびっしょり30分あまりで「カキザコ」に。しかしまだ登りが続きます。左に高圧鉄塔を見てしばらく歩くとコンクリート製のベンチがあり、しばし休憩。003.JPGダイトレにはこのようなベンチ、コンクリート製の標識、案内板が設置してあり、よく整備されて初心者でも迷う事がありません。
 杉の林を通り抜け岩湧山までもう少しですが、朝が早かったのでベンチに座って休憩がてら昼食にする。

 11時15分出発、まもなく木の階段が続く、500段とあり数えながら登る。中程で左に大きく曲がっている。
 004.JPG 歩くとたいした距離を感じない。登りきるとゆるやかな陵線上に出た、明るく開けた次の鉄塔の下を通ると「ジッジッ」と頭の上から不気味な放電の音が聞こえる。すばやく通るが春には日当たりの良い草地にわらびがよく生えている。005.JPG
 11時40分、木立の中を黙々と歩くと急に明るい場所に出た、目の前に眺望が開ける、深いススキに覆われた岩湧山が目の前に。木の階段が頂上に向かってまっすぐ伸びている。もくもくと階段を登ると人の声が聞こえる。 

  12時00分、頂上広場に出た10数人の人がベンチに座ってススキの穂の間から見える大阪平野の眺望を満喫している。爽やかな風が流れる。晴れ渡った青空にポッカリと浮ぶ雲、ススキはまだ少し早いがさすがに全国有数のススキ(カヤ)の産地である。この岩湧山山頂(897.7m)から見る景色で今までの疲れもどこかに吹き飛んでしまう。聞くとほとんどの人が岩湧の森、岩湧寺から登ってきたという。
 今日のコースで出会った人はこの周辺だけであった。人々としばし会話を楽しんだ後は稜線上を紀見峠に急ぐ。
 
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 12時30分に出発。杉やヒノキの間から射す木漏れ日の中を15分も歩くと左に岩湧の森への下りで「急坂の道」への分岐、更に15分ファミリー向きの自然林の中を通る「いわわきの道」への下り分かれ道である。ここまでは歩く人々と出会う。この後は紀見峠駅までは誰にも出会わなかった。
 
ダイヤモンドトレール 

 010.JPG 13時10分狭い峠の五つ辻、少し休憩してから樹林帯の中を下る。途中道が濡れている、しばらく歩くと湧き水が「金明水?」この冷たい水でのどを潤す。011.JPG
 南葛城山の分岐を右に林道に出た。13時55分根古峰(749.6m)左に急な階段を下りると岩湧山3合目(650m)造林地の中にたくさんの休憩用ベンチがある。ここからダイヤモンドトレールは主稜線上を紀見峠を経由して金剛山に急な道が続く。

 012.JPG 14時10分、私はダイトレから分かれて越ヶ滝分岐に下山。樹林帯の中を急な崩れかけた階段、狭い荒れた道には大小の石や岩がゴロゴロ、疲れた足に思いのほか時間を取る。今日一番の難所である。013.JPG越ヶ滝分岐からは根古川に沿った緩やかな林道は30分あまりで15時15分に紀見峠駅に到着。

 15時15分紀見峠駅近くの国民宿舎紀伊見荘に到着、温泉に入って足の疲れを取る。下着も着替えさっぱりして16時13分発の南海電車の乗客になる。

岩湧山 地図
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   ● 歩行距離11.5km・3時間50分 (所要時間5時間10分)  2009.9.01 火曜日  晴れ  
 関連リンクページ →岩湧寺〜岩湧山【38】
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