オモイツクママを気ままに
晩秋の神戸 六甲山 (14)
- こぼれる落ち葉をかさかさと踏みしめながら歩く
- 木立の間からは碧い空
- 白い雲がゆっくりと駆けていく
- 優しく風が そっと肩をたたいて走り去った。
- 光の中に身をゆだねながら
- 僕の心は立ち止まったままに
- 二人の時間が静かに流れて往く
- Time goes flowing quietly between the two
- 遠く北摂の山並みを眺めながら ノースロードに
- 木立の間からは茜色の
- こぼれる光がキラキラ溢れる
- 冷たい風が そっと頬を撫でて走り去った
- 薄暮れ行く空を見上げて
- 木漏れ日の光と影の中に
- 二人の時間がゆっくりと流れて往く
- Time goes flowing slowly between the two
- 光の中にゆだねる身体の中を時は静かに流れて去る
- 時間だけは過ぎ去り、僕の心は立ち止まったままに
- 秋風に 山の木の葉の うつろへば
- 人の心も いかがとぞ思ふ・・・・・(古今和歌集)