詩・短歌・・・ オモイツクママ

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 オモイツクママを気ままに
             詩に書いてみました
    

 十六夜(いざよい)の月(24)


  • 八月は十五夜の満月の夜に美しくも光り輝く
  • かぐや姫が月よりの使者からの迎えに、
  • 涙を流しながら月に帰った日でもある。
  • この月は今宵も晴れ渡った夜の闇を明るく照らす
  • 今夜の十六夜の月は何をためらっているのでしょう
  • 月の出もやや遅い、そして日ごとに欠けて沈んでいく
  • 月の光がわたしの心のすき間を照らす。
  •    ・・・・・・・・・・・・・・・・・
  • 十六夜の月に照らされた
  • 君の寂しそうな横顔 
  • 「ごめんね・・・・」 ためらいながら
  • まるい月が日ごとに欠けていくように
  • 君はだんだん 遠いひとになった
  • 今宵はこの月をどこで見ているのでしょうか
  • 十六夜の月に照らされた
  • 君の寂しそうな面影 
  •  「さよなら・・・・」 微笑みながら
  • なごり惜しそうに照らすありあけの月
  • 君はもう手の 届かぬひとになった
  • 今宵はこの月をだれと見ているのでしょうか
  •    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  • ●かぐや姫は日本最古の物語と言われる「竹取物語」
  • に登場する主人公のお姫様です。
  • ●十六夜(いざよい)の月は十五夜の満月の明くる夜、
  • 月の出はやや遅くなるので月がためらっているように
  • 見える事から十六夜を「いざよう・・・ためらう」と呼ぶ。
  • また夜が明けても直ぐに沈まない事から「有明の月」
  • とも呼びます。
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