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   ◆能勢・妙見山【189】

平成26年10月28日(火)

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
   ●  阪急梅田駅〜川西能勢口(乗換)〜能勢電・妙見口駅〜妙見山にハイキング

 ぐるっとパス紅葉には少し早いですが、能勢妙見山に妙見の森をハイキングをしてきました。参加者は御近所総勢9名、阪急梅田駅で能勢妙見・里山ぐるっとパス(1,500円)を購入。阪急電鉄、能勢電鉄、ケーブルカー、リフト込みの乗り放題です。

 001.JPG 能勢電鉄妙見口駅からは黒川の里山(日本の里100選)を見ながら歩きます(日、祝日はバスがあります)、徒歩20分で妙見の森ケーブル「黒川駅」です。ここはハイキングと言えども周遊パスがあるのでケーブルカーに乗車。「山上駅」まで5分の乗車で高度差223mを標高460mまで登ります。 平行して登山、ハイキングコースもたくさん在ります。ケーブル「黒川駅」

 駅から200mほど歩くと妙見の森ふれあい広場、この自然の中で各自持参のお弁当で昼食にします。バーベキューも有料で楽しめます。能勢電鉄職員の手作り鉄道、1周約8〜10分間のトロッコ列車も周回していますが土日祝日だけです。

 リフト昼食後はリフトで妙見山の山上まで約10分、空中散歩を楽しみます。夏にはあじさいの花、数年前には足元には一面にコスモスの花が咲いていました。
 しかし今回は少し遅かったようでちらほらと咲き残っているだけでした。
 リフトを降りると山頂までは徒歩300mで鳥居前、右には駐車場があります。四等三角点

 鳥居をくぐると登りの石段があり、途中右手から少し登った所に日清・日露戦争での戦没者慰霊塔、彰忠碑がたっている。その後に大阪府天然記念物「ぶな原生林」に囲まれて国土地理院の四等三角点(点名:妙見山 標高660.1m)があります。ここが妙見山山頂になります。

 信徒会館「星嶺」石段をそのまま真っ直ぐ登ると日蓮宗霊場「能勢妙見山本殿」です。この辺りからの眺望も良く大阪湾まで見通せます。途中の目立つ建物は信徒会館「星嶺」で、最上階には礼拝堂があります。以前は地下に売店があり休憩も出来ましたが現在は一般の入館は出来ないとのことでした。山門をくぐり石段を降りると鐘楼があり、相棒は鐘を撞く。寺務所、本殿が並んでいます。

 新滝道コース下山には多くのコースがあります。足の弱い人はリフト、ケーブルと楽な下山方法もあります。リフト沿いの「らくらくコース」を山上駅まで歩き、黒川駅まではケーブルで下山の予定でしたが、我々5人は別行動でほぼ並行する新滝道コース(3.6km)を一気に黒川駅まで歩きました。
 台風で土砂崩れの為にこのコースは一時通行不可でしたが可能になっていました。小さな岩石がゴロゴロして歩き難く、しかも急勾配が続きます。やがて黒川駅で合流、全員で能勢電鉄妙見口駅まで歩きました。
 
妙見山 地図
  地図をクリック 地理院地図にリンク

ちいさい秋 み〜つけた 関西で能勢といえば栗、栗も10月下旬になると販売も少なくなります、能勢は遅くまで出荷しており、大きな「銀よせ」栗、買いました(そういえば、今日持参のおにぎりも栗ご飯だったよな〜)。富有柿がもう出ている、相棒は早速お買い上げ。他に大きな紫いも、裏越しをして茶巾しぼり、栗きんとん・・・・か。
 リュックは既に重量オーバーである。

 ケーブル、リフトにほぼ平行している初谷渓谷コースを歩くといくつものせせらぎを渡りながら登る「大阪みどりの百選」指定の美しい渓谷コース(歩行時間:約2時間 約5.9km)も私のお薦めコースです。

 参 考
 妙見山は妙見宮と呼ばれ、大きな鳥居があり、狛犬がいます。相棒がここは神社?と疑問を投げかけました。しかしここは日蓮宗のお寺(仏教)です。鳥居の奥には山門があり、鐘楼、経堂、本殿が並びます。

 昔はお寺と神社が(神仏習合)共に祀られているところが多く、檀家制度で守られたお寺が管理していました。それが明治政府の国家神道の思想の為に「神仏分離令」を発布され、神社には徹底してお寺との分離がなされ、廃仏毀釈運動も起きました。反対にお寺は徹底されることも少なく、そのまま鳥居や狛犬が残されている所が多いです。

 妙見山もお寺で「日蓮宗霊場能勢妙見山」とあり正式には無漏山真如寺境外仏堂能勢妙見山と称し、能勢町地黄にある真如寺の飛び地境内です。
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