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藤原宮跡 ハナハス
     〜おふさ観音
【302】

令和4年7月26日(火)
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩・短歌 スキー紀行 写  真
●大和八木駅-耳成駅〜藤原旧跡〜おふさ観音〜橿原神宮駅 (July.2022)

 奈良南部の橿原市にある「藤原宮跡」 (ふじわらきゅうせき)に咲く、蓮の花と風鈴の寺として昨今、名をはせる「おふさ観音」に歩いて来ました。
 ハスの花は広大な藤原宮跡の大極殿跡南東方向の蓮ゾーン(蓮池)にあります。またおふさ観音(観音寺)は高野山真言宗別格本山の寺院で春と秋には約4000株と言われるバラの花が境内(鉢植え)に咲き誇る花の寺です。

 大阪上本町駅から近鉄大阪線・大和八木駅まで急行、そして各停に乗り換えて次の耳成駅まで約50分です。駅の北西には美しい円錐形の耳成山が眼に入ります。

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 藤原宮(ふじわらのみや)は、持統天皇が飛鳥から694年奈良盆地南端に東西方向約5.3km、南北方向4.8kmの「藤原京」の都で、その藤原京の中央北よりにある約1q四方に大極殿や朝堂院といった儀式や政治を行う施設、天皇の住まいである内裏などがあります。周辺は史跡公園になっています。わが国最初の都でこの後、日本の都は「平城京」「長岡京」「平安京」に遷都されます。

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 蓮ゾーンはここから南方向の藤原宮跡にあり、面積は約3,000平方メートルで、耳成駅から歩いて約40分の距離です。藤原宮跡は一年を通して菜の花、ハスハナ、コスモスと季節ごとに花の絨毯を楽しめます。
 
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 ここ藤原宮跡からは香具山(152m)、畝傍山(198.5m)、耳成山(139.3m)の大和三山が広々とした平地で見通しが良く高い建物が無いので見渡せます。昔ながらの美しい展望、広々とした空間の中に身を置く事が出来ます。

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 蓮池には11種類のハナハス(花蓮)を植栽されています。周囲には木陰の下にベンチもあり、ゆっくりと休憩も出来ます。また隣接してキバナコスモスが一面に咲いていました。
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 次におふさ観音に歩きます。 藤原宮跡は建物が無いので夏は直射日光が強く暑い。 途中信号の手前に橿原市・藤原京資料室(藤原宮跡大極殿跡西側)がある。駐車場もあります。暑いので休憩がてら入館(無料)する。冷房完備、お手洗いもあり職員さんから休憩に椅子も勧められる。有り難うございました。

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 休憩の後、展示品を見て藤原宮(模型)を忍ぶ。帰りに折り紙で折った独楽と、藤原宮跡を彩る季節の花と、宮跡で出土した「軒丸瓦」の意匠をデザインした資料室限定しおりをお孫さんにと頂きました。

 ここからおふさ観音はそう遠くはない、徒歩10分程度である。西に車道を300mで国道166号の交差点を更に直進して一車線道路に入り450mほど直進すると右側にある。駐車場も小さいがある。境内には所狭しと風鈴が、風に揺られて涼しそうな音色が響く。この日もTV撮影が入っていたらしい。

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 この後は南に近鉄・南大阪線・橿原神宮駅に歩く、やはり熱い(この日の気温36℃)。途中で休憩させて貰おうと、かしはら万葉ホールに寄るが、COVID-19ワクチン接種会場になっていて混雑していた。それでも職員さんからは親切に椅子を進められます。
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 やはり熱いので畝傍御陵前駅の近鉄橿原線にエスケープする。ここは神武天皇陵や、畝傍山への登山口です。東に歩くと6月には本薬師寺跡近くのホテイアオイが見事な水田は東に約500mです。

 この駅から一駅で近鉄・橿原線の終点で橿原神宮前駅です。ここで南大阪線に乗り換え、阿倍野橋駅(天王寺駅)までは急行に乗車します。 大和八木駅経由で大阪に戻る事も出来ます。
●参考 耳成駅(0q)〜蓮池(2.0q)〜藤原京資料室(2.7q)〜おふさ観音(3.5q)〜畝傍御陵前駅(4.8q)
    〜橿原神宮前駅(5.8q)
 橿原線(線路幅1,435o 標準軌)と南大阪線(線路幅1,067o 狭軌)は線路ゲージが違うので南大阪線に乗り入れされていません。
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