オモイツクママ

000-300.JPG - 68,513BYTES



朝護孫子寺〜空鉢護法堂
     〜弁財天の滝
【304】

令和5年2月4日(土)
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩・短歌 スキー紀行 写  真
● 朝護孫子寺〜空鉢護法堂〜弁財天の滝(Feb.2023)
 今回は奈良県生駒郡平群(へぐり)町信貴山に位置する信貴山朝護孫子寺から山頂にある空鉢護法堂、そして弁財天の滝を経由して周回コースを歩きました。

 9:00 002.JPG天王寺駅からJR大和路快速・奈良行に乗車18分で王寺駅下車、改札を出ると近鉄生駒線の駅が眼の前である。信貴山下駅は大和川を渡って一駅である。
 駅前には朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)まで参拝客の為に東信貴鋼索線(ケーブルカー)が走っていましたが、1983年(昭和58年8月)に廃線となり、駅前の広場にはかっての車両が展示されています。 (コ9形車両)  

001.JPG

 9:40003.JPG ここからスタート、歩きます。かつて走っていたケーブルカーの廃線跡の広い道路が駅前から直線に山上に向かって続いています、結構な勾配です。
 後ろを振り返ると、大和川の向こうに王寺の町が広がります。西和青陵高校バス停辺りから学校の敷地の関係からか道路は少し左に曲がっています。やがてT差路になりケーブルカー跡は右に少し歩くとさらに続いています。直線の遊歩道になっており、廃線になった信貴山駅跡まで続きます。
 (この廃線跡は下りで、帰りに歩く予定でしたが・・・・)  
000.JPG

 10:00 私と孫はこのT字路を左に曲がり10mほど先の右側にハイキングコース入口になります。標識があり石段を上ると地道の曲がりくねった登山道がほぼ廃線跡と朝護孫子寺まで続いています。
004.JPG

 ゆるやかな登り40分ほど歩くと自動車道(信貴山線)に出ました。左前方に朝護孫子寺の駐車場があり。大きな白虎が見られます。中国の伝説上の神獣で西方を守護する白虎です。
 
005.JPG 信貴山朝護孫子寺は、信貴山にある真言宗の総本山の寺院で山号は信貴山、本尊は毘沙門天です。寺が所蔵する『信貴山縁起絵巻』は『源氏物語絵巻』、『鳥獣人物戯画』、『伴大納言絵詞』と並ぶ四大絵巻物の一つと称され国宝に指定されています。
前方に赤い橋が見えます。駐車場手前にある信貴大橋を渡り終えると右に先ほどの赤い橋です。
006.JPG
 国指定登録有形文化財、全長106mの開運橋(かいうんばし)です。
 橋の中央付近の張り出しにバンジージャンプ台が設置されていました。(・・・・開運橋から厄除・幸運を祈ってジャンプ!・・・・) 



007.JPG

 11:10 開運橋を渡ると観光センターで右から左へ参道である。世界一福虎で首を振っている。大きな張り子の寅です。 つい(思わず)写真を撮りたくなります。 
008.JPG

 ここから一段と高い所にある本堂にお参りします。 本尊は毘沙門天王像で七福神のなかでも福随一といわれています。胎内くぐりは真っ暗なのでパスします。
 本堂脇の虚空蔵堂・水屋で空鉢護法堂へ水をお供えするために汲んでおられます。 ここから赤く塗られた鳥居が空鉢護法堂に続きます。九折の登り階段で25〜30分ほどの登りをひたすら歩きます、ご利益が待っています。 途中で休憩しました。 
009.JPG

010.JPG
 頂上近く信貴山城址跡に立派な碑があり、信貴山城の本丸跡だそうです。
 ここ一帯に広がる山城で奈良県下最大規模を有する中世城郭の遺跡が広がり山城マニアには是非歩きたいところです。



011.JPG
 並んで山頂(標高437m)にあるのは空鉢護法堂です。
 毘沙門天王の従者で八大龍王の最上位・難陀竜王(なんだりゅうおう)を祀っており、一願成就のご利益を得られます。 朝護孫子寺に参詣してここを飛ばすわけには行けません。

 山頂からの景色は素晴らしい、南方に香芝市、岩橋山、遠く葛城山、金剛山の山脈が重なるように遠望する事が出来ます。 (此処で軽く昼食にしました。)   
012.JPG

017-GOOGLE.JPG

 12:05 信貴山城址の碑の前から弁財天の滝に歩きます。緩やかな道は下りで少し行き過ぎたようです。松永屋敷跡まで歩きました。 このまま広い道を歩くと信貴山奥の院の方まで行きます。手前に信貴山城跡があったのですが、弁財天の滝への道標(標柱)は見逃しました。
 013.JPG 松永屋敷跡の案内板から道を外れて少し登った所に、広々とした平坦地があり、整地されて木が植栽されています。高安方面の道を探して少し歩き周りました。中学生の孫がスマホのGPSと樹木にくくりつけられた赤いリボンを参考に山中の細い登山道を見つけました。(この道は数回歩いていたのですが!) 途中登山者とすれ違い情報交換、やがて弁財天滝の上部で分岐(標柱)です。滝方向に向かい下山します。前方に歩けば高安城跡から高安山です。

 13:00ここから今日一番の荒れた道です。石の敷かれた急こう配の細い道は下りでは石の上で滑りそうになります。石が濡れているときは特に注意が必要です。
 前を歩く中学生の孫でも2〜3回滑りそうになり、83歳の高齢者に孫からの注意が飛んできます。やっと眼下に赤い鳥居の建つお堂が見え、細い滝が見えます。 滝の前は広々とした所でしばらく休憩します。 
014.JPG

 ここからは川沿いのゆるやかな道を下ります。信貴山断食道場の横を通ります。
015.JPG
 
 016.JPG - 99,029BYTES駐車場から開運橋の下を歩きますバス停のある所から参道に合流して歩き、信貴山バス停からケーブルカー跡を歩く予定でしたがバスの時刻表を見るとこの時間は一時間に一本のバスが、3分後に来るではないか。 

 13:59 王子駅行きの近鉄バスです。迷わずに利用させてもらいました。(笑)
(今回も廃線跡の遊歩道はパスしました。また次回に歩く予定です)

 14:19 バスはJR王寺駅に到着〜天王寺駅
 ● 参 考:信貴山下駅〜朝護孫子寺〜空鉢護法堂 距離:4.1km
         空鉢護法堂〜弁財天の滝〜信貴山バス停 距離:2.7km
 関連ページ →
  朝護孫子寺〜空鉢護法堂〜弁財天の滝【304】 ↑
   高安山〜朝護孫子寺【291】
   高安山〜信貴山【236】(恩智越えルート)
   信貴山〜高安山【135】(朝護孫子寺、信貴山、高安山)
 
Copyright(c)2008 オモイツクママ All rights reserved.
inserted by FC2 system