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 ◆近つ飛鳥〜竹内街道【211】

平成27年10月27日

ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩(poem) スキー紀行 写  真
● 近つ飛鳥風土記の丘〜磐船大神社〜高貴寺〜平石峠〜竹内街道(2015.10.27)

 近つ飛鳥風土記の丘から平石城址、磐船大神社、高貴寺から平石峠を越えて竹内街道にハイキングです。ウォーキングを一歩進んで野山や自然を楽しむハイキング、登山より軽装で歩けシニアにとっても健康の維持の為になります。距離は少し長いですが9kmあまりです。途中、磐船大神社への急坂の山道(歩行距離1.2km 約30分)の登りが苦手な人は平石の集落を府道でエスケープできます。

 001.JPGアクセスは近鉄南大阪線喜志駅からバスで約20分、終着の阪南ネオポリス(近つ飛鳥風土記の丘)で下車します。また車での場合は無料駐車場もある。
 「近つ飛鳥」とは河内の国(大阪府羽曳野市及び太子町)を指し、これに対して大和の国(奈良県)の飛鳥を「遠つ飛鳥」と古事記には記載されています。

 ここ風土記の丘は「一須賀古墳群」を史跡公園として保存されています。併設して大阪府立「近つ飛鳥博物館」があり、広い公園内では春は梅、桜そして秋には紅葉も楽しめます。
 
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 002.JPG博物館に入場してからハイキングも良いですが、過去にも見学しているので、すがすがしい秋の一日をここから平石城址、そして竹内街道を奈良の飛鳥に歩いてきました。

 
 003.JPGバス停から史跡公園内を10分ほど急な山道を登ると右に少し入った所にD-4号古墳があります。興味の無い者にはこれといった感傷もありません。戻って更に4分、長い階段を上ると展望台で南大阪の市街が見渡せます。

004.JPG 更に5分ほど歩くと右に平石城址への標柱と狭い階段があります。公園のコースを外れて細い山道を、やがて見通しの良い山道の前方に二上山から葛城山に連なる山々でしょうか、足元には落ち葉が積もって平坦な気持ちの良いルートです。


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006.JPG  やがて左にはゴルフ場の囲いが、そしてベンチが有り、休憩します。道には大きなドングリの実がたくさん落ちています。すずなりに実をつけた柿の木が一本・・・西村柿か!、赤く紅葉した木も、もう秋です。
 


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 続く竹林の道を過ぎると10分で右に平岩城址への標識があり少し急な階段を上ると広場になっていて城跡です。
 案内板によるとこの地の豪族平石茂直が元弘元年(1331年)、楠木正成の赤阪挙兵に応じてこの城により、北条方と戦って戦死したという。その後正平14年(1359年)楠木正儀が当城をかため足利勢と戦ったという。(府史跡指定)
 
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 元に戻り9分で広い舗装道に出る。更に道を渡って標識に従い細い登りの山道は入る。登り道が続くが12分あまりで磐船大神社に着いた。

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 足もとに高圧電線(小動物除け?)が張ってあり跨いで鳥居をくぐる。境内には豊富な伝説を持つ天の磐、浪石、燈明石など奇岩怪石が多く、山全体がご神体とされている。元は「樛宮(とがのみや)」と言われ高貴寺の大徳慈雲尊者が葛城雲伝神道を創唱に当たり根本道場に命名された。なお、元は高貴寺の鎮守であったが明治の神仏分離によって高貴寺から離れ、磐船大神社と称するようになったと言う。
 
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 参拝後は本殿横から出ることが出来、やはり高圧電線に注意して渡る。簡易舗装された道を10分で高貴寺に、役小角が法華経八巻二十八品を埋納したとされる葛城二十八宿経塚の内第二十五番経塚がある。境内は昭和18年に大阪府に拠る史跡に指定されている。
 高貴寺から緩やかな坂道を南に、やがて府道に合流する。金剛生駒国定公園の案内板があり車両通行不可、左に川沿いに歩くと小さな橋が「竹内河南線二号無名橋」、これを渡る。
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 この道路は府道704号線で平石峠を越えて奈良県に入ると県道704号線になる。最初は軽自動車も通れそうだが、途中から幅員狭小・路肩注意の看板が、登り道は狭く登山道、崩れたところには丸太が置いて有り階段もある。

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 013.JPG無名橋から40分、ここ平石峠には第二十四番経塚がある。そして休憩用のベンチもある、その直ぐ先が平石峠です。
 
 左右にダイヤモンドトレール(大阪環状自然歩道)、右に階段を登ると岩橋山から葛城山。左に急な登りが竹内峠を越えて二上山に続く全長約45kmの縦走路です。


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 平石峠からは一部舗装された下り道で少し急坂、歩くと脚の腿に身がはいる(筋肉痛・・・関西弁だそうです)ので軽くランニングします。走ると足のブレーキが利かなくなって怖い。1.7kmを18分でした!

 今日は真っ直ぐに704号線から竹内街道に出て散策、近鉄線・磐城駅に歩きます。竹内街道は大阪堺市から二上山の麓(太子町)を奈良県の葛城市の長尾神社までの街道で推古天皇の「難波(大阪)より京(飛鳥)に至る大道(おおじ)を置く」との命による日本最古の官道でこのあたりは国道166号線とほぼ重複している。

015.JPG やがて国道166号線(竹内街道)に出て途中から国道を離れ並行する竹内街道を歩きます。松尾芭蕉が一時期滞在したと言う竹内集落の街道沿いには、綿弓塚があり古民家を改装した休憩所になっている。奥は整備された小公園(綿弓広場)になっています。

 
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 017.JPG 貞享元年(1684年)秋に門人の千里(ちり)を伴った旅の「野ざらし紀行」で、
千里の郷里でもあるこの地に数日間滞在しました。その間當麻寺にも参詣しているという。
 そのときに詠んだ句 「綿弓や琵琶になぐさむ竹の奥」 を記念して、芭蕉没後150年の文化6年(1809年)に芭蕉旧跡として綿弓塚が建てられたとある。

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 この街道沿いの旧家の瓦屋根に恵比寿天、大黒天の瓦が見られます。縁起物でしょうかそれぞれの家の願いがこもっています。

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 あちらこちらと見て歩くのも楽しいです。当麻寺駅も近いのですが磐城駅に歩きました。(当麻寺駅前には中将堂本舗のよもぎ餅が売っています)

 9時20分バス停から歩いて13時45分近鉄線磐城駅に着いた。休憩、食事、参拝を入れて4時間25分のゆっくり楽しんだ初秋の一日でした。
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