オモイツクママ


 ◆ ぼくらの広場(生駒山)
  ・神津嶽コース【289】

令和3年6月1日(火)
ハイク登山 エッセイ 旅行日記 短編小説 詩・短歌 スキー紀行 写  真
 ● 枚岡駅〜神津嶽コース〜ぼくらの広場〜客坊谷〜瓢箪山駅 (June.2021)
 今回は大阪府と奈良県の府県境が通る生駒山系の大阪側を歩いてきました。
 大阪側は奈良県側に比べて傾斜が急であるが故、変化に富んだ色々な登山コースがあり、サクラ、ツツジ園、アジサイ園、ツバキ等の花々や緑の樹々に覆われた四季を楽しめます。
 近鉄・枚岡駅から神津嶽コースを歩いて「ぼくらの広場」を散策、管理道を経由して国道308号を少し歩き、らくらく登山道から客坊谷コースを下山、近鉄・瓢箪山駅に歩きました。コースは歩きなれた道なので体力の余裕を見て歩いています。久しぶりだったので少し距離を歩きすぎたかな〜(後期高齢者)

 ・枚岡神社
 001.JPG近鉄線・枚岡駅から枚岡神社にお参りします。 枚岡神社の創建は初代神武天皇が即位される3年前と伝えられ皇紀前まで遡り、永く神津嶽にお祀りされましたが、孝徳天皇(650年)、平岡連(ひらおかむらじ)らにより山麓の現地へ奉遷されたと伝えられている。由緒ある神社で、古くは枚岡社・枚岡大明神・平岡社・平岡大明神などといわれていた時代もあった。

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 ・枚岡山展望台
 次に枚岡神社左手から神津嶽コースに入ります。枚岡公園に入ると中の谷下の標識、ここから210段の階段が待っています。終わると標識は中の谷上です。七曲がりを経て枚岡山展望台は近いです。(ゆっくり歩いて30分)大阪平野の眺めを一望出来ます。
 何時も此処で大阪平野を眺めて一息入れてから先に進みます。

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 ・神津嶽本宮(もとみや)
003.JPG  やがて道は二手に分かれ前方の階段を登ると神津嶽本宮で枚岡神社創祀の地の石柱があり、神津嶽山頂(313m)です。古くは柵が設けられ禁足地であったとの事です。階段を上がらず回り込んで歩く事も出来ます。

 ・神津嶽ふれあい広場
 枚岡展望台からは10分余りで神津嶽ふれあい広場休憩所(トイレ有)です。左右に舗装された広い「らくらく登山道」(歩行者専用)に合流します。左(北東)に10m程進むと右に神津嶽コースは続きます。細い階段の上り道で少し急な登山道です。
 
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  やがて左右に府民の森管理道(舗装道)、なるかわ園地休憩所(トイレ有)です。神津嶽コースはここ迄となります。管理道は左(北)にぬかた園地のアジサイ園、生駒山方面です。右(南)にツバキ、ツツジが管理道沿いに、鳴川峠方面です。 さらに前方に細い階段を生駒縦走コース方面に上りです。やがて万葉植物展示園、そして15分でぼくらの広場です。
 
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 ・ぼくらの広場
 見通しの良い広大な広場です。 所々に大木が日陰を作りベンチが設置されています。 コロナの影響かグループは少なく人々はまばらです。大阪平野も見渡せます。 緑なす広場は空気も澄んで爽やかです。
 国道308号へ日頃コロナのニュース、ワクチン予約の電話のストレスも…どこかに行ってしまいました。
 この日は天気もよく温暖で此処で昼食にして周囲を散策します。 久しぶりなので緩やかな道をオモイツクママ、気の向くままに歩きます。

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 前回は稜線上の生駒縦走コースを歩いたので今日は管理道を歩いて午前中に歩いた、なるかわ園地休憩所から北に歩き園地のゲートを出て国道308号線を少し大阪方面に歩きます。

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 直進するとぬかた園地(アジサイ園)・生駒山上方面への管理道です。 国道308号線は道路幅が狭く大阪からは狭い急こう配の上りで国道を利用する車も少なくオートバイで走る人が目立ちます。

 ・国道308号線
 ・弘法の水・笠塔婆
 この国道沿いに生駒山中から湧き出す清水があります。"弘法の水"と呼ばれ、古来からの暗峠越奈良街道で大阪から難所の暗峠を前にして山道を通る人々の休憩と安全を祈って建てられ多くの人々に利用されてきたのでしょう。(以前は飲んでいました。水質検査の結果現在は生水を飲まないようにとあります)
 弘法さんと何体かの石仏が祀られていて右側の大きな石柱(高さ181p)に笠を乗せた"笠塔婆"があります。 鎌倉中期弘安7年(1284年)に建てられたもので阿弥陀如来座像の下に「南無阿弥陀仏」の六字名号が刻まれています。

009.JPG 再び国道308号線を管理道がクロスします。 再び左に管理道のゲートを入り屋久8分で「神津嶽ふれあい広場」休憩所です。 ここ午前中に歩いた神津嶽コースとクロスします。ここから先(南)管理道は「らくらく登山道」となります。
 やがて「見晴らし休憩所」、木造の立派な建物、展望デッキ、トイレもあります。

 次に客坊大橋です。橋の袂に休憩所もあり、せせらぎ広場に木製の歩道がそして客坊大橋を渡ると橋の袂から客坊谷コースに入ります。

 ・客坊谷コース
 この辺りで疲れたので客坊大橋の下をクロスする客坊谷コースを下山します。 川沿いには岩がごろごろしています。 最初はすごく荒れた岩道ですがすぐにしっかりした下りの登山道になります。 細い山道の右側は崖になっていて川が流れています。 道は緩やかな勾配で迷うことなく集落に出ます。
 
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 やがて東大阪市立郷土博物館、前回も休館で今日はコロナ(COVID-19)で臨時閉館、残念でした。 町中は舗装された急こう配の道路で下りに歩くのは毎回後悔します。 やがて瓢箪山稲荷神社の境内を通り抜けると近鉄線・瓢箪山駅です。
 
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 ●らくらく登山道
 大阪府が整備した全長2700mの舗装道(歩行者専用)です。神津嶽ふれあい広場(標高:306m)からはゆるやかな下りの広い舗装され高齢の人や障害のある方が楽しめるコースとして整備され、らくらくセンターハウス管理棟(標高:152m)まで続きます。
 更に最寄り駅の近鉄線・瓢箪山駅までは徒歩約40分です。
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